世界仰天ニュース、雷雨喘息とライグラス花粉の関係って?日本では 起こっているのか?

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2018年4月24日放送の
世界仰天ニュース、今回は
花粉症で命を落としたという
にわかにも信じがたい特集
その原因とは一体なんなのか?

 

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花粉症で次々と命を落とす!?

2016年の11月、オーストラリアの
サンシャインウェスト
この時期は初夏で暑かった。

 

ある女性は喘息を持っていた
それを心配して母親から天気が
荒れるので早く自宅へ戻るように
言われていました。

 

女性は天候が悪くなると喘息の
発作を起こしていたためです。

 

予報通りこの日は
風と雷雨が酷かった
気象局からも警告がでました。

 

女性は部屋に居たが喘息発作を
起こしました、すぐに吸入器で
発作を抑えようとしたが全然効かない

 

女性は呼吸困難に陥った
彼がすぐに救急車を要請
しかし天候のせいでなかなか
救急車が来ない。

 

再び電話をしてもつながらない
やっとつながったが
救急センターは
大変なことが起こっていた

 

それは救急車の要請の殺到
6時間で814件も電話がかかって
きていた
のです。

 

女性は意識を失い危険な状態に・・・
病院の待合室はたくさんの
患者が押し寄せていた
その全てが喘息のような症状。

 

その病院の医師は雷雨が始まって
すぐに患者が押し寄せて
一時は540人も来院したという。

 

メルボルン近辺の病院で治療を
受けた人はなんと13000人にも
のぼっていたのです。

 

575人もの人が入院
とても不思議だったのが
入院患者の中に喘息持ちではなく
呼吸器系疾患を
持っていない人もいたのです。

 

救急車に運ばれた女性は1日後に
意識を取り戻し無事だったが
9名の人が命を落としてしまった。

 

この状況を予測し警告していた人物が!

ディーキン大学の
フィリップ・テイラー博士です。

 

この現象は30年以上前の
1980年代から
起こっていたと言うのです。

 

1989年、メルボルンの大学に
在籍していた頃、その年に
200人以上の集団喘息があった
今回のような状況です。

実は過去にも集団喘息が起きていた
・1984年 85人
・1987年 154人
・1989年 227人

今回で3度目でした。

 

上司の教授はあることに気づいた
「全て11月に起こっている」
ということ、単なる偶然とは
思えないという。

 

そこで教授は花粉が関係していると推測
するとその予想はあたり
呼吸困難に陥った人たちの
95%がある花粉のアレルギーを
持っていた
のです。

 

それはなにかというと
「ライグラス」

 

公園や道端、庭などに生えている
オーストラリアでは身近な植物
その開花は11月、日本で言うスギと
同じ様にオーストラリアで
非常に強い花粉症の原因となる
植物として知られている。

 

そこで教授は、植物学、大気科学
大気物理学、医学と合同で
研究を始めていきました。

 

そしてある結論にたどり着いた
電気を発する光と嵐の中の風向き
そして花粉の季節、この条件こそ
大規模な喘息が起こる現象
「雷雨喘息」
とよんでいる。

 

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雷雨喘息が起こるメカニズム

通常ライグラスの花粉は鼻腔に
入り込んで、花粉症を引き起こす
しかし花粉の粒子は大きいため
気管支などに入り込むことはなく
喘息の症状にはならない。

 

だが嵐による温かい上昇気流が
ライグラスの花粉を舞い上げて
湿った雲の中に入っていき
水分と電荷が花粉を破裂させて
数十億個の微細粒子に変えてしまう

 

細かい花粉は下降気流で地上に降り
小さな粒子が気管や肺に
入り込んで喘息を誘発する。

 

喘息の症状の原因は花粉
だから花粉症の人に起こるという
これはメディアでも取り上げられたが
その後10年以上雷雨喘息が
起きなかったため
その言葉すら忘れ去られていた。

 

しかし小規模の雷雨喘息は
起こっていました
・2003年 70人
・2010年 36人
・2013年 30人

もちろん全て11月に起こっている。

 

2012年にテイラー博士たちは
世界唯一の雷雨喘息警告システムを
設立しました。

 

独自でデータを収集し危険性を
訴えてきた、2016年にはサイトで
雷雨がきそうな時は警告を出したが
閲覧者はたったの19名だった。

 

気温が高いと花粉は飛散しやすく
この時はライグラス花粉が
いつも以上に多く舞っていた。

 

こうなって初めて博士たちの
研究が注目されたのです
その後、州全体で警告を
出すようになったのです。

 

日本では雷雨喘息は起こる可能性は?

埼玉大学の王青躍教授の話では
雷雨喘息が起こる可能性はあるという
現時点では雷雨喘息は起こっていない。

 

雷雨が起こる時にイネ科花粉が
存在するので。

 

雷雨が多くなる5月~8月には
花粉が飛散するイネ科植物
日本ではホソムギ、ネズミムギと
呼ばれているものがあり
道端や河川敷に生息している。

 

他にもイネ科の植物は
・ハルガヤ
・アシ
・ススキ
・オオアワガエリ
・オニウシノケグサ
・ムギ
・カモガヤ
・イネ

などがあります、雷雨と重なれば
雷雨喘息を起こす可能性がある。

 

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雷雨喘息よりも怖い黄砂やPM2.5+スギ花粉

スギ、ヒノキ花粉が舞う
今の時期に起こるという
黄砂やPM2.5のような汚染物質により
花粉が傷つけられて破裂する現象
です。

 

黄砂やPM2.5に含まれる
大気汚染物質の塩分が
花粉表面を傷つけて、かつ
水分を取り込みやすくする。

 

そのため花粉は膨張し傷口から
破裂してしまうという

 

花粉物質とともに大気汚染物質も
同時に吸い込んでしまう
ので
症状は雷雨喘息より
ひどくなり恐ろしい事になる
可能性があります

 

マメな大気汚染チェックを
くせにしておく必要がありますね。

 

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