2018年6月19日放送のスゴ腕の専門外来
今回は6つの最新治療が特集された
続いては肩の痛みについて
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70代にもなれば5割が腱板断裂を起こしている!?
40歳を超えると
多くの人が抱える肩の痛み
放置すると危険な疾患かもしれない
という事がある、それは肩の腱板断裂。
同愛記念病院の中川照彦先生
北海道日本ハムファイターズの
スポーツドクターでもあります。
腱板とは上腕骨と肩甲骨をつなぐ腱
加齢による劣化や転倒などの衝撃で
骨から引きはがされる。
高齢者の場合は切れるという
わけではないのです、これが腱板断裂。
番組に登場した
75歳の女性も腱板断裂と言われた
日常のあらゆる動作が
出来なくなったと話します。
五十肩と腱板断裂の判別法ですが
自力では腕が90度までしか上げられない
他人の手を借りると真上にあがる
というのは腱板断裂はあがり
五十肩は上がらないのです。
腱板断裂をしてしまうと
自己修復をすることはできないという。
そこで中川照彦先生は最新治療を
この女性に行います、それは・・・
『鏡視下腱板修復術』
鏡視下腱板修復術という治療法とは?
全身麻酔をして患者を横向きにして
腕を上げた状態にする、肩の切開する
部分に印をつけて関節鏡をセットする。
腱板の位置まで関節鏡を入れていき
切れた腱板を見つけると上腕骨に
直径3mmの穴をあけていく。
アンカーというねじを先ほど開けた
穴に入れていく、アンカーには糸が
取り付けられている
そして取り付けた器具を外す。
新たな別の糸を差し込んで腱板に通し
アンカーの糸に器用に結び付けていく
腱板を骨に引き寄せる仕掛けが完了
現在はこのような状態となる
アンカーを入れた別の所に穴をあけ
2つ目のアンカーを差し込んで
糸の先をつなぎたたき込んでいく
糸は肩の外に出ているのでこれを引き
腱板を骨に寄せていく
このようにしていき手術は終了です。
そして2ヶ月程度で骨と腱板が
くっついていくという
そしてその後、肩を動せるようにするには
数か月のリハビリが必要です。
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腱板を鍛えるテーブルふきふき運動のやり方
五十肩や肩こりにも効果が期待できる
自宅で出来る予防改善法です。
テーブルにタオルを置き
肘をたたんで脇をしめ回旋させます
余り負荷を加えず1セット10往復行う。
次に肘を伸ばして回旋する
さらに前後にテーブルを拭く
この3つを1日2セット行いましょう。
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