2018年9月11日放送のたけしの家庭の医学
今回は4つのテーマ、高血糖、高血圧
血栓、息切れについて放送されました
最後は息切れについて
本当の原因にたどり着くまで
どういう症状を辿ってきたのかを
記していきます。

 

 

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原因がわからない息切れ

循環器の名医
東邦大学医療センター大橋病院の
諸井雅男先生が今最も警戒しているのが
『身体を動かしたときに起こる息切れ』

 

誰でも加齢で起こりえるのですが
加齢が原因ではない場合の
息切れもあるといいます。

 

ある日突然症状が出てくる息切れ
苦しんだ患者さんは78歳女性
息切れに苦しんでいた時は
酸素ボンベで酸素を吸いながら
生活をしていたそうです
この原因はなんだったのでしょうか?
そしてその裏に潜んでいた病とは?

 

全ての始まりは3年前
女性75歳の時に起きました
当時行っていたことはガーデニング。

 

最初の異変は市内の公園へ出掛けた時
軽い息切れに襲われたのです。

 

しかし少し息を整えると治まりました
女性は年のせいで起きた
単なる息切れと思っていました。

 

そしてそれ以降、少し体を動かすと
息切れが頻繁に起こるようになっていた

 

さらに外出時、強い息切れと共に
動悸が起こった
のです
ただ道を歩いていただけなのに・・・

 

後日近所の内科を受診
検査をしていきましたがわからず
呼吸器専門のクリニックを紹介され
そこで肺の検査を行いました。

 

ここでの診断はCOPD
(慢性閉塞性肺疾患、別名たばこ病)

気道が炎症で狭まり動悸や
息切れを起こしやすくなるという。

 

重症化すると肺胞が破壊されて
息を吸っても酸素をうまく
肺に取り入れられなくなり
酸素ボンベなしでは生きていけない
ということになる患者さんも多い。

 

女性の場合は軽度のCOPDと診断された
1日2回気道を広げる薬を処方されました
その後は、階段を上っても
息切れは起こらなくなった。

 

しかし1ヶ月後・・・
カラオケをしている時に
突然声がかすれたのです。

 

翌日部屋の掃除をしていると
激しい息切れと動悸が襲ってきた
気道を広げる薬を吸入したが効果なし。

 

その後少しを体動かしただけで
呼吸困難と動悸に襲われるようになった

 

そこで大学病院へ行きました
検査をすると体内に酸素が十分に
取り込めていない状態だという事が
わかったのです、原因を探るため
CT検査などを行いました。

 

しかし息切れの原因になる異変は
見当たらなかったのです。

 

そこで、医師から酸素ボンベを
用意してもらい
1日中吸入する事になりました。

 

病はそれからも手をゆるめません
視界が歪み真っ暗になるめまい
起きたりして、酷い時は
起き上がれない事もありました。

 

普通の生活が送れなくなっていた
女性は原因を突き止めるための
ドクターショッピングが始まりました。

 

しかし・・・どこも結果は同じでした
転機が訪れたのは3年後
行きつけの病院で東京から訪れた
医師が診察をする事になりました
もちろん結果は同じでした。

 

しかしここで終わりではなく
その東京の先生は特殊な病気を専門に
診る先生が自分が所属する病院にいる
このようにいい紹介してもらう事に
それが諸井雅男先生です。

 

慢性血栓閉塞性肺高血圧症が息切れの本当の原因!

問診が始まり、女性は今までの症状を
全て話しました。

 

そこで画像検査の結果を再び
確認したり、別の病が潜んでいないか
調べていきましたがこれも問題なし。

 

しかし心電図検査をした時に心臓が
収縮した瞬間に心臓の壁の形が少し
おかしい事に気づいた
のです
心臓の壁の一部が平らになっていた。

 

そこで諸井先生は女性に足を診せて
ほしいといいました
そして女性に足のだるさはないか?
尋ねると
・ここ数年ほど足がだるい
・靴下の跡が深く残る

という事に悩まされていたのです。

 

そこで足の血管のエコーをしました
するとふくらはぎ付近に血液が
たまっていたのです
カテーテル検査をしてついに
息切れの本当の正体を突き止めたのです。

 

その病というのが
『慢性血栓閉塞性肺高血圧症、通称シーテフ』

 

シーテフというのは、肺動脈に
血栓が詰まり肺に酸素と血液が
送られなくなる病
を言います。

 

血栓の詰まった肺動脈内部は
まるでクモの巣状の血栓が
はりついているのです。

 

肺動脈の中で血栓が中途半端に
溶け残り糸状の血栓が網の目に織り重なり
画像検査では写らないため
見つけるのは至難の業
そして完全に血液や酸素を止める
わけではないので
患者さんを長期にわたり苦しめる

 

肺動脈に血栓が詰まるのは不明ですが
血栓が最初に発生した場所の1つが足
運動不足や脱水加齢などの原因が重なり
ふくらはぎ付近の血流がどろどろに
そして血栓ができて、血流に乗り
心臓に到達し肺動脈に流れ込み
肺への血流を滞らせると考えられる。

 

諸井先生は
心臓の壁の僅かな異常に気付いた
女性の肺動脈がクモの糸状の
血栓の影響で
なかなか血液が流れていかないため
血流が停滞し、肺に血液が
行きづらいため右心室の圧力が上昇し
心臓の壁の形を平らにしたと
考えられている
のです。

 

その後、投薬治療と血栓を拡げる手術で
息切れ症状から解放されました。

 

 

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