2018年3月6日放送の報道ステーションで
Muse細胞が急性心筋梗塞の治療に
効果があるのでは?という特集を
していましたので、記しました。
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急性心筋梗塞の治療に光明?
海外でも注目されている論文だそうです
研究を担当したのは、岐阜大学の
湊口信也教授と、Muse細胞を発見した
東北大学の出澤真理教授。
Muse細胞というのは、私たちの体の中に
持っていて、日々修復を担う
万能細胞の一つで
様々な組織や器官に
変わる能力を持っている。
他人からとったMuse細胞を大量に培養し
急性心筋梗塞の患者さんに
点滴で投与する治験も開始されている。
しかし、人の体内にMuse細胞が存在
しているにもかかわらず、どうして
Muse細胞を投与しないといけないのか?
出澤教授の話では、心筋梗塞や脳梗塞
これらのような疾患では、Muse細胞の
消費が恐らく大きいと思われ
それだと自分の体内にあるMuse細胞では
全然追いつかないという。
そこで他人から得て培養された
Muse細胞を適切な量、投与する。
岐阜大学ではウサギの実験ではあるが
自己のMuse細胞、別のウサギのMuse細胞
人のMuse細胞、それぞれのウサギに
30万個ずつ投与。
すると傷ついた心筋細胞の周辺から出る
SOSシグナルをMuse細胞がキャッチ
そして傷ついている部位に集まります
そこでMuse細胞が新しい心筋細胞に分化
心機能が改善、また別のウサギや
人のMuse細胞がでも心機能が改善された。
湊口先生は、年間6万~7万件も
心筋梗塞は起こっていて
罹患率が高く死亡率も高い疾患
なので臨床の場に持って行く事が出来れば
患者さんにとっては大きな治療法になると
話していました。
治験は今年の1月から重度の急性心筋梗塞の
患者さんから開始しています。
血流を再開させたのち、Muse細胞を
点滴で投与していき安全性を確認していく
治験担当をしている
生命科学インスティテュートは
3年後の実用化を目指している。
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