2018年6月26日放送のたけしの家庭の医学
今回は内臓脂肪、頻尿、セカンドオピニオン
この3つの特集です
続いては認知症のセカンドオピニオン

 

 

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重度の認知症から治る認知症と診断?

鹿児島大学病院の大石充先生
普段は循環器内科なのですが
老年医学のスペシャリストでもあります。

 

正に高齢化医療の専門家です
高齢者の診察で難しいのは
聞きださないと症状を言ってくれない
高齢者は痛みを我慢している事や
気付いていない
という事がある
という事もあり診察が難しいと話す。

 

なのでなるべく多くの時間を
問診にかけ丁寧に症状を聞き出していく。

 

そんな大石先生が出会ったある症例
患者を苦しめていたのは重度の認知症
だと言われていたのですが
大石先生は認知症は治ると話したのです
一体どんな認知症の正体だったのか?

 

79歳の女性、最初の異変は2009年3月
女性には娘さんがいて、ちょうど家に
来ていた時に女性は友人と歌舞伎を
見に行く事を忘れてしまっていた
のです。

 

女性の異変は続きます
再び娘さんは1週間後に
様子を見に来たのですが
同じ牛乳が3パックも冷蔵庫に
入っていた
のです。

 

前に買ってきたことを覚えていない
と話したのです。

 

さらに数日後のお昼前
娘さんは冷蔵庫を確認すると
また牛乳を買い込んでいたのです

 

娘さんは認知症を疑い出した
そしてお家にも1週間に1回から
2~3日に1回訪れる事に。

 

ある日の午前中に実家を訪れた娘さん
台所の洗い物がそのままにされていて
そして寝室へ行くとぼーっと布団の
上に座っていた
女性がいました。

 

娘さんが呼び掛けても反応がなし
一体どうしたのか?

 

そして娘さんは近所の総合病院へ
これまでの状況を説明しました。

 

診断の結果、認知症の症状が認められた
アルツハイマー型認知症
これがファーストオピニオンです。

 

薬で症状の進行を遅らせ様子を見る事に
その後、ぼーっとする時間もあれば
普段通り受け答えが出来る事もある

 

しかし・・・ある日の昼食準備中
突然財布を探し始めた女性
そして誰かが財布を盗んだといい始めた
そして娘さんを疑ったのです。

 

そしてみた事もない形相で怒ったのです
一旦席を外したが、その後見に行くと
いつもの女性に戻っていたのです
財布の話を娘さんがすると
先程の話を全く覚えていない・・・
一体どういう事なのか?

 

その後も突然怒り出したり
暫くすると落ちつく
という事が度々起こるようになった。

 

落ち着いている時には
とても認知症を患っているとは
思えない位なのです。

 

その後、女性はぼーっとする時間が
増えてきている

 

娘さんは同居を決意した
しかし1ヶ月経っても同居している
という事が女性には理解が出来ていない。

 

スーパーでもレジで商品を通さず
帰ろうとする事もあったのです
そして・・・女性は徘徊を始めた
娘さんがたまたま見かけたのですが
危うく交通事故に遭う所だった。

 

それ以降も徘徊を繰り返すようになった
しかし・・・女性は自分の置かれている
状況を認識できていた
のです

 

娘さんはここで、母の認知症は
アルツハイマー病ではないと思い
ネットを駆使して調べてみる事に。

 

良いと言われた病院へも行ったりしたが
認知症であるという答えは
変わりませんでした。

 

ドクターショッピングを続ける事
3ヶ月、娘さんの執念が運命の出会いを
果たそうとします。

 

訪れた病院の先生にある先生を
紹介されました、それが大石先生です

 

低血糖による認知症が新原因だった!

早速大石先生の元へ行きました
そしてこれまでの経緯を話していった。

 

そして大石先生の問診が行われた
認知症の基本的な検査をやり直した
そこでテストをすると、認知機能の
低下がみられました。

 

MRI検査では脳の萎縮は年齢相応だった
認知機能低下の原因になるほどの
萎縮はありませんでした。

 

その他にも、歩き方のチェックをした
前のめりに歩く姿勢だと脳血管性認知症の
疑いがあり、足元がふらついた
歩き方だとアルツハイマー型認知症の
疑いがあるというが、女性の場合
これらは見受けられなかった。

 

脳血管性とレビー小体型の認知症の
疑いはここでなくなりました。

 

アルツハイマー型認知症も様々な
チェックをし、大石先生の判断の元
疑いがなくなったのです。

 

その結果を伝えようとした11時半ごろ
女性は急に怒り出しました

この時間帯に怒り出すのはいつもだと
娘さんは話しました。

 

この時大石先生はぼんやりと病の
正体が浮かんできました
そして診察室へ戻り再び問診を
行う事に、確認したいことは1点
それは症状が悪化する時間帯について。

 

同じものをよく買ったりしていた
時間帯や徘徊の時間です
買い物は16時ごろ、徘徊は
午前中と夕飯前
、そして朝起きると
ぼーっとしている事が多い

娘さんが話しました。

 

大石先生は頭を巡らせてあることが
浮かんできました、それは全て食事前に
起こっていた
という事。

 

そして血液検査である項目に目を止めた
それは血糖値でした、基準値以内だが
ちょっと低めだった。

 

そして薬は何を飲んでいるかを聞くと
認知症の薬だけしか飲んでいなかった

 

そこで大石先生は特殊な血液検査を
する事に、そしてその結果
認知症の本当の原因がわかったのです
そして認知症は治るとも言いました。

 

認知症の本当の原因は・・・
『低血糖による認知症』

 

低血糖による認知症って?

脳は糖分が主なエネルギー源ですが
何らかの原因で脳への糖分の供給が
不足してしまうと、認知機能が
著しく低下し、記憶力が低下したり
感情のコントロールができなくなる

と言った認知症の症状が出るという事が
今医学界で問題になっているという。

 

大石先生がこれに気づいたのは
空腹時に決まって悪化していたためです。

 

血糖をコントロールしているホルモンが
異常を起こして著しい低血糖状態を
起こしていた
のです。

 

2009年当時はまだあまり知られて
いなかった低血糖による認知症ですが
現在では高齢者糖尿病診療ガイドラインにも
掲載されているという。

 

低血糖による認知症の特徴は
『血糖値を上げれば治る』
ということです。

 

女性の場合、血糖値を上げるホルモンを
出す薬を服用すると認知症の症状は
たちどころに改善されました。

 

 

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