2018年6月26日放送のたけしの家庭の医学
今回は内臓脂肪、頻尿、セカンドオピニオン
この3つの特集です
続いては頻尿について。
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頻尿の新原因に膀胱の変形!?
50歳以上の2人に1人が頻尿トラブルを
抱えているといいます。
尿意を感じると膀胱は大きくなり
300~400ml程尿が溜まると尿意を
感じるといいます。
しかし頻尿の方の場合は膀胱が
膀胱のふくらみは小さく、少量の
尿しか溜まっていないのに
尿意を感じてしまうのです。
その主な原因というのは加齢によって
血流が低下し、膀胱周りの神経が
異常な反応を起こし、少ない尿でも
尿意を感じると考えられてきた。
しかし・・・神経の異常ではない
頻尿の新たな原因が明らかとなった
その原因って何なのか?
亀田総合病院の野村昌良先生の話では
膀胱が変形していて頻尿になっている
という人を見受けられるという。
膀胱の変形ってどういうものなのか?
そこで検証をする事に
頻尿に悩む6名の人たちに
集まってもらい
頻尿の方をあぶり出し
その膀胱はどういう形に
なっているのかを調べる事に。
すると垂れ下がっている膀胱を
持っている人が数名見つかった
垂れ下がり膀胱は尿意を感じやすいのか?
尿は下にたまりますので
膀胱の底の部分というのは
一番情報を伝える場所でもある。
膀胱は尿が溜まってくると
最初は膀胱の上側の壁が伸び
頭打ちになると下側の壁が伸びていく
この下側の伸び具合で尿の量を感知
それが尿意となって排出をする。
垂れ下がり膀胱は、膀胱の下側が
すぐに伸びてしまい、それほど尿が
たまっていなくても脳に
尿が溜まっているという信号を
発してしまうのです。
どうして膀胱が垂れ下がるのでしょうか?
医学的には膀胱下垂と呼ばれている
この場合、問題とされているのが
骨盤底筋の衰えです。
骨盤底筋が衰えている状態で
尿が溜まってくると、尿の重みで
膀胱、骨盤底筋が下がってきて
膀胱が下に伸びてしまうという事。
骨盤底筋を鍛えて垂れ下がり膀胱の
改善をすればいい、という風に
簡単にはいかないのです。
女性の場合、骨盤底筋の維持が難しい
出産でかなりのダメージを受ける
閉経になると女性ホルモンが減少し
骨盤底筋が衰えてしまう。
じゃあどうすれば・・・って思うでしょうが
実は最近もう1つのある筋肉の維持が
垂れ下がり膀胱を防ぐという事がわかった。
それは体幹の筋肉です
骨盤底筋ともつながっています。
体幹の筋肉を維持できると
膀胱にも良い働きがあると言われる
それは骨盤底筋を引き上げる。
体幹の筋肉を一時的に鍛えれば・・・
って考えてしまうかもしれませんが
止めてしまったらあとは加齢で
衰えていくので習慣的に
鍛える事が重要なのです。
週間的に鍛えるためにはどうしたら?
そこで、アメリカで開発された
頻尿改善法があり既に実証されている
どういう方法なのでしょうか?
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ヨガで頻尿改善率7割超!?
アメリカでの検証なのですが
尿トラブルを持つ患者が3ヶ月間
ある運動をする事で、7割を超える
方たちが頻尿を改善したという
という事で、アメリカで調査。
カリフォルニア大学のアリソン・ファン博士
体幹を鍛えるある方法を
教えてもらう事に、それはなにかというと
『ヨガプログラム』
4500年以上前にインドで生まれたヨガ
瞑想、ポーズ、呼吸法
これらに体幹を鍛える効果があると
思ったファン博士。
そこで頻尿のある50歳以上の女性56人を
追跡調査、週に3回ヨガを行うグループ
全く行わないグループを作り
頻尿症状の変化を検証
すると3ヶ月後、ヨガを行ったグループは
実に頻尿による様々な問題が
75%近く減少したといいます。
特に注目されたのがポーズと呼吸法
効率的に体幹を鍛えられるポーズや
呼吸法をチョイスして
オリジナルのヨガポーズを紹介。
ヨガポーズ2つのやり方
1 戦士のポーズ
足を肩幅より広めに開き
右足のつま先を90度外に向け
両腕を広げて体重を右脚へ移動
息を吐きながらお腹をへこませる
こうする事で体幹の筋肉を
引き締める事が出来るのです
左右共に30秒行いましょう。
2 橋のポーズ
仰向けに寝てひざを立てたら
ゆっくりと腰を上げる
そして深く腹式呼吸を行い
膀胱周りの体幹を鍛えます
10回呼吸したら腰をゆっくり下ろします
この動きを1分繰り返す。
この2つの運動を朝晩2回行えば効果が
期待できるといいます、頻尿が気になる
という人は試してみては?