2018年1月23日放送のたけしの家庭の医学3時間SP
今回はつまづき、血管、認知症
原因不明の痛み
この4つについての特集
続いては原因不明の痛みについて。

 

 

スポンサードリンク

 

総合診療科は少しずつ全国で増えてきている

病院へ行っても原因不明、医師でも
原因がわからないという痛みを
抱えている人にお勧めしたい
診療科が総合診療科です。

 

診療科の垣根を越えた診察を行う科です
原因が複数ある不調に有効と
言われております。

 

特に評判を上げている総合診療科が
千葉大学病院、患者さんの100%が
他の病院から紹介されている
予約は現在3ヶ月待ちと言われています。

 

原因不明の体の不調の患者さんに
向き合うのは20名の医師です
段階的に診察を行い病の原因究明を
目指しているのです。

 

この総合診療科をまとめ上げているのが
生坂正臣先生です

 

診察で最も重視している事は、問診
病歴を聴取する事で
7割から8割が原因はわかると話します。

 

検査ではわからない謎の痛み

実際の症例を紹介
48歳の女性、少しでも家計の足しになればと
商品のアンケート調査を集計する
仕事を始めていました。

 

そんな女性の最初の異変は肌寒い1月
夕食の支度をしていた時に
肩から腕にかけてチクチクとした
痛みに襲われたのです
まるで何本もの針が皮膚に強く
押し当てられている感じです。

 

しかし痛みは10数分で治まりました
この時は軽く考えていたのです。

 

しかしこれが悪夢の始まり
最初の症状から2週間後
友人との待ち合わせ場所に急ぐ途中
再びチクチクとした痛みが襲ってきた
腕だけではなく、背中から腰に
かけて広範囲にわたる痛み
しかし前回同様10数分で痛みは
消えていったのです。

 

女性は再び軽く見ていました
しかし病魔は女性を確実に襲っていく
2回目の痛みから2週間後
家族団らんの場で3たびあの痛みが
襲ってきて、次は胸にまで痛みの
範囲が拡大、痛みの強さも以前とは
違うものでした。

 

この時初めて家族に痛みの事を打ち明け
総合病院の内科を受診
血液検査を行いました、その結果
これといった異常は見られませんでした。

 

医師は痛み止めと、少しの精神安定剤を
処方し、しばらく様子を見る事を伝えました。

 

ところが処方された薬を飲んでも
針が突き刺さる様な激痛は治まらない
それどころか、痛みは上半身から
下半身にまで拡大していきました。

 

いてもたってもいられず再び病院へ
多くの検査をして、医師はある病に
目を向けました、線維筋痛症です。

 

関節や筋肉など全身のいたるところが
慢性的に激しく痛む病の事です
詳しい原因はわかっていない
痛みを伝える神経に誤作動が発生し
僅かな刺激が増幅し
激しい痛みが出ると考えらえている。

 

この時女性は、線維筋痛症に
効果のある痛み止めの薬を処方された
しかし・・・指示通り飲んでみても
効果が全く見られませんでした。

 

なぜこんなに薬が効いてくれないのか?
疑問と不安が女性を襲いました。

 

そこで女性はネットや他の診断を求め
整形外科や皮膚科を受診、何とか
病名を突き止め痛みを軽減させたい
思いで行ったが、どこの診療科でも
異常なしと言われました。

 

女性は半ばあきらめかけていた
しかし、最初の症状から4ヶ月
6か所目の病院を訪れた時
そこの医師が良い医師のいる大学病院を
紹介すると話してくれました
その病院こそが千葉大学病院です。

 

コリン性じんましんが原因不明の痛みの正体

生坂先生の診断が始まりました
これまでに痛くなった箇所をまずは確認
肩から腕、腰と背中、そして胸
痛みは全身にあるという事を伝えた。

 

そこで生坂先生は痛みだけではなく
痛くならなかったところはあるか?
質問をしました。

 

女性は、手のひらや足の裏、顔や頭も
痛くならなかったと伝えた。

 

更に痛みが起こる前の行動も
生坂先生は聞きました、最初は晩御飯を
作っていた時でした、料理は野菜を
使った料理で加熱料理です。

 

そしてその他の痛みが起こる前の
行動も聞いていきました

 

そこで生坂先生が見つけたポイントは
『体温の上昇』
そこで女性に汗はかかないのか?
きいていくと、汗はかかないと女性
緊張しても汗は手のひら位。

 

そこで先生は体温を測ってみる事に
結果は37.2度、微熱ですね
女性では以前はもっと低かったが
最近は微熱気味だそうです。

 

ここで生坂先生の頭の中でパズルが完成
皮膚の特殊な検査をしてわかった真の病名が
『コリン性じんましん』

 

汗が体内で蓄積される事が引き金となって発症
普通体を動かしたりすると
体温が上昇し、体内に発生した
熱を外へ出すため汗をかいて体温を
調節していく。

 

ところがコリン性じんましんの場合
何らかの原因でその働きが鈍り
神経伝達物質や汗が身体に溜まり続けると
それが刺激となってアレルギー反応が発生し
激しい痛みに襲われてしまう
のです。

 

通常はじんましんとよばれるものは
皮膚に症状が現れるのですが
コリン性じんましんの場合は、皮膚症状がなく
痛みだけが現れる場合もあるのが特徴
です。

 

詳しい原因はわかっていませんが
・汗をかきづらい体質
・運動不足の生活

を続けていると、汗が分泌する
汗腺が詰まりやすくなり
この病を発症しやすいと考えられている。

 

生坂先生が注目したのは
痛みが出る前の体温上昇と汗
更に汗をかいている部分に痛みがない
汗をかけないため長期間微熱が続いている

等を突き止め、病の正体を探り当てたのです。

 

その後女性は
じんましんを抑える抗ヒスタミン薬と
ジョギングなどの運動療法を行った
少しずつ笑顔を取り戻せるように
なっていったそうです。
(治っていったのかどうかはわかりません)

 

 

スポンサードリンク