2018年7月24日放送のたけしの家庭の医学
今回は3時間SPで4つのテーマの特集
続いてはひざ痛のセカンドオピニオン
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高齢者に多いひざ痛って?
東千葉メディカルセンターの渡辺淳也先生
今警鐘を鳴らす症状はひざの痛み
この裏に大きな病気が隠れているという。
ひざ痛患者は800万人もいると
言われております
多くの場合は加齢が原因なのですが
その中に高齢者に急増している
全く違う原因のひざ痛があると
言われている。
その症状を患った男性
一時は足の切断も考えたという
渡辺先生は本当の原因をどうやって
みつけたのでしょうか?
症例を見ていきましょう。
全ての始まりは3年前
たたみ職人だった男性は当時68歳
畳の端を切り落とそうとした時に
右ひざの内側にズキッとするような
痛みを感じたのです。
しかしほんの数秒で痛みは治まった
これが謎の病からの最初の一撃
その後も畳を縫い付ける作業を
していると痛みが出て頻繁に
起こるようになった。
ひざを曲げて移動した際により強く
痛みが出てくるという事がわかってきた
ひざ痛が始まって1ヶ月後
何とかごまかしながら仕事をしていたが
ついに限界を迎え痛みが更に増し
骨に針が刺さったような激痛が
襲うようになってきた。
ようやく整形外科へ行く事に
ひざのレントゲン撮影をすると
水が溜まっているという事がわかった
そして変形性膝関節症と診断された
これがファーストオピニオンです。
そしてひざの水を抜いてもらい
痛み止めの薬を処方されました。
しかし・・・水を抜いてから3週間後
趣味の家庭菜園で、ひざを曲げて
移動したその時に再び痛みが・・・
そしてひざも腫れあがっていたのです
再び病院へ行くと、また水が溜まっていた
医師も驚いていた、普通だったら
1ヶ月~2ヶ月程度すると溜まるのですが
男性の場合は3週間で溜まっていたから。
その後も水が溜まる頻度が多くなり
3週間に1度、2週間、10日に1度
というようになっていった。
さすがにこれはおかしいと思い
地元の総合病院の整形外科を訪れた
しかし結果は同じでした
そこで筋力低下が痛みの原因の1つと
言われていたので、週に4回の
リハビリ通いをする事に
しかしひざの痛みは一向に改善されない。
痛みはひどくなる一方で
歩くだけでひざに激痛が走るようになった
なので歩く時には杖をつくように。
その後も体がだるくなり
疲れやすくなったりしていた
そして心も折れる寸前にまで陥っていた。
そんな男性に運命の転機が
訪れたのは最初の痛みから2年後
奥様がお友達からある名医の話を
聞かされて、一緒に行こうといいました
その先生こそが渡辺先生です。
ひざ痛の真の原因は
そして東千葉メディカルセンターへ行き
問診が始まりました
渡辺先生が触診をしていった時
ひざの水がかなり溜まっている事を
確認し水抜きをしていると
水自体には問題がなさそうだと思った
しかし脳裏に小さな疑問が出てきた
それはひざの水の量が多い事。
普通なら20~30ccほど取れるが
男性の場合75ccも取れたのです。
そこでひざ痛以外に何か気になる
症状はないか聞くと
・すごく疲れやすい
・何をやってもだるい
・ふらつきもある
という事を男性は話しました。
そしてMRIの画像を食い入るように
見直していくと、ある小さな異変を
捉えました、それは通常の
変形性膝関節症では写らないもの。
この瞬間に病のしっぽを掴んだ
そして特別な血液検査をすると
本当のひざ痛の新原因が明らかになった
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ひざ痛の新原因は高齢発症関節リウマチ
高齢発症関節リウマチというのは
その名の通り、高齢者に発症する
関節リウマチなのですが
免疫細胞が正常な組織を攻撃して
痛みが生じるというもの。
発症の原因は不明なのですが
近年高齢者の変形性膝関節症の陰に
関節リウマチが隠れているという。
その特徴も独特で
・ひざや肩など大きな関節に痛みが出る
・痛みの出方は左右対称ではない
という特徴があります
なので医師でもみつけにくいという。
放っておくと骨破壊になるほど
進行が強い病でもあります。
その後適切な治療を行ったそうで
男性は痛みから解放されたそうです。