副腎機能低下症が認知症の原因という場合のケース
疑問

認知症っていうと
アルツハイマー型って
イメージがあるんだけど
それ以外にもあるの?

普通2

確かにアルツハイマー型は
認知症の半数以上を
占めているけど
それ以外の原因で
認知症を患うケースもある
脳血管が破れてしまい
脳細胞が損傷して起こる
脳血管性認知症などね

疑問

ふ~ん
今回のケースはとっても
稀なケースなのかな?

普通2

そうね、だけど脳とは直接
関係ない場合の認知症は
全体の1割近くと言われる
だから見過ごせないのよね


 
好評の名医のセカンドオピニオン
今回、認知症の真の原因を
突き止めたのが
福岡大学病院の柳瀬敏彦先生。
 
柳瀬敏彦先生の話では
認知症には、適切な治療を行えば
完治できる認知症があるという
そんな認知症を患った男性がいます
男性が認知症となった原因は
一体何だったのか?

 

 

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男性の症例を簡単に記します

89歳男性に起こった症状の部分は
赤文字で記しています。
 
3年前に最初の症状が出ました
それは些細なミスです
水を出しっぱなしや、トイレの流し忘れ
電気つけっぱなし
などです。
 
ある日の事、家でつまづき腰に激痛
病院へ行きMRI検査をしたら
背骨が2か所圧迫骨折していた
全治3か月です。
 
その後、自分の病室がわからない
薬の飲み方を覚えられない

といった症状が入院中に出てきたので
医師が認知症の疑いがあると
男性の娘さんに話しました。
 
その後男性は、物忘れ外来を受診
検査を行った結果
アルツハイマー型認知症だと
診断されました。
 
その後、進行を遅らせる薬を服用したが
物忘れはひどくなっていった・・・
 
その後、男性の症状は急激に悪化
ボーっとしている時間が増え
理解不能な行動をとる

という事が多くなってきました。
 
そして最初の診断から半年後
深夜に男性は寒いといいました
夏の暑い日にです・・・
 
ある日、腹痛を起こし便通が悪い
という症状も出てくるようになった。
 
そこで再び物忘れ外来を受診
改めて検査をすると甲状腺の機能低下
見つかったのです。
 
そして甲状腺の薬を服用したが
しかし、ある日の朝食後
テレビを見ている時
幻覚を見るようになったのです。
 
さらに別の日には
猛烈な肩の痛みが男性を襲った
娘さんが心配しどうしたのか効くと
お前に刀で斬られた!といったのです。
 
ある日、娘さんが買い物から戻ると
男性の姿はありませんでした
徘徊してしまったのです
そして行った場所は、自分の家でした。
 
親子ともども、もうボロボロでした
なにか別の原因があるのでは?と思い
ドクターショッピングをしたが
アルツハイマー型認知症以外
見つける事ができませんでした。
 
そんな中、男性が病を発症し1年半後
福岡大学病院で検査をしてもらった時
アルツハイマー型認知症の進行が
早いと感じると医師が話していて
他にも原因があるのでは?と思い
柳瀬先生を紹介してもらったのです。
 

副腎機能低下症が認知症本当の原因

男性の娘さんは
これまでに起こった症状や検査結果を
全て話しました
 
柳瀬先生は検査画像のチェック
それから身体診察をして調べていくと
痛みが出るところは全て関節だった。
 
そして、1年ほど体のだるさが酷い
午前中に機嫌が悪くなり怒りっぽい
(男性自体は元々穏やかな性格)

という事も分かりました。
 
そこで柳瀬先生は甲状腺の薬を飲んだ後に
怒りっぽくなる、機嫌が悪くなるのでは?
という話をすると、娘さんは
気付いていなかったが、そういえば
そうだった、と話していた。
 
そこで柳瀬先生は、特殊な血液検査を
男性に受けてもらいました
そしてついに認知症の本当の
原因がわかったのです。
 
『副腎機能低下症』
副腎とは腎臓の上に乗った
三角形の小さな臓器
血圧や血糖値のコントロール
体の中で起こる炎症を抑える
ホルモンを分泌する

 
詳しい原因がわからないが
副腎機能が低下すると、低血圧になり
低血糖状態にも陥る

 
その結果、全身に酷いだるさを
引き起こし、脳内の血流が低下し
認知機能低下、精神状態が不安定に。
 
炎症が起きやすい関節では
ホルモン不足で痛みを感じやすくなる。
 
なぜ早期に見つけられなかったのか?
それは甲状腺の薬が関係していて
薬を服用したことで
甲状腺機能が活発になり
一番負担がかかるのが副腎だから。
 
甲状腺の薬を飲む、すると
機能が落ちていた副腎の負担が増え
その結果、午前中のみ症状が悪化した。
 
男性は甲状腺と副腎機能を上げる薬を服用
その後、症状は劇的に改善し
発症前と同じ穏やかな生活に戻りました。
 
参考テレビ番組
2019年1月22日放送 たけしの家庭の医学
 

 

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