2017年9月21日放送のクローズアップ現代
今回カフェイン中毒が原因で救急搬送されている
若者が増えているという、どうして中毒になるのか?
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エナジードリンクの市場がにぎわう中・・・・
エナジードリンク市場というのは段々と増えていき
2014年と比べると2016年は15%もアップしている。
しかしエナジードリンクにはカフェインが多く含まれている
飲み過ぎてカフェイン中毒となって
病院に搬送される人も増えてきているという。
吐き気や意識の低下、心肺停止状態で運ばれることも
そして3名も命を落としている、更に不自然死のうち
36名の体内から中濃度のカフェインが検出されたという。
カフェイン中毒になった女性がいる
仕事が忙しくその日は
エナジードリンク3本と栄養ドリンク1本を摂取
すると悪寒が走り立っているのもつらくなり
意識が朦朧とし、病院へ行くとカフェイン中毒と
言われました、缶には飲み過ぎの注意書きはなかった
しかし女性はエナジードリンクを止めていない
やめてしまうと不安になるとのこと。
出来ないことができるような・・・そんな気がする
女性はこう話をする。
カフェインは脳の神経細胞を刺激し眠気がなくなり
集中力を高めたりするが
依存性があり、短時間に大量に摂取すると健康被害が出る
病院に搬送されることもある。
より強い効果を求めて病院に搬送された女性がいる
二十歳の大学生、市販のカフェイン入りの錠剤
これにはエナジードリンク2本分のカフェインが含まれている。
眠気が取れて勉強に集中できたといいます
以前はエナジードリンクを飲んでいたが
慣れてしまって効き目が薄くなっていた
そのため錠剤を服用するように、海外製の
カフェイン錠剤は安価で手に入るが
1日に3時間から4時間あけて1錠服用
という風に注意書きされていたが、女性は気づかず
4時間で6錠も飲んでしまい救急搬送されました。
日本中毒学会の発表では、カフェイン中毒で救急搬送される
人の9割が錠剤を服用していた、しかも致死量を
超えている人も多く、実際に命を落としたのが3名もいます
疲れをとるためだけではなく、カフェインを使用し
自ら命を落とすために服用したりする人もいる。
ある女性は2年間交際した恋人と別れた時に
自分の命を捨ててしまいたい・・・という思いから
ネットで調べてカフェイン錠剤を購入、そして試しに
8錠服用したら、視界が真っ暗になり
1日中手足のしびれが取れなかった、これを機に
女性はカフェイン錠剤を服用するのをやめました。
中毒症状は成人男性で短時間に1000㎎ですが、人によっては
200㎎でもカフェイン中毒になってしまう事もある。
問題なのは、このような覚醒効果のあるものって
段々と慣れが来てしまう、なのでそれ以上に
強く覚醒効果を得るために
量が増えたり、錠剤に乗り換えたり・・・
という事が非常に危惧されている。
また若者にカフェイン中毒が多いのが
・残業で体が疲れを取り除き覚醒するため
・学校の勉強を効率よくこなすため
という事があり、これらを眠ることなく
早く片づけたいという思いから服用する。
カフェイン中毒をどう防げばいいのか?
実は飲料メーカーは覚醒作用の増強効果を推進している
カフェインにアルギニンを加えると
興奮作用がより強まると言います。
こうした研究結果は新たな商品開発につながる
しかし中毒性や依存性も同時に高まるリスクが
あるのではと東京福祉大学の栗原久教授は危惧している。
企業には説明責任を果たそうとするところもある
しかしそれも子供や妊娠中の場合のみで
一般の成人などへの注意喚起はない
売り上げの事も考えないといけないですからね。
厚生労働省にも動きがあり、カフェインの摂取による
注意喚起のページが登場、しかし規制や制限に
ついて検討する予定はないとのことです。
海外での取り組みはどうなっているのか?
アメリカ
粉末状のカフェイン製品は業者に警告をしている
カナダ
子供へのエナジードリンク 販売試供品配布を禁止している
EU
エナジードリンク 表示に規制がある
健康被害に対する情報をもっと広めるべきで
アルコールとカフェインを混ぜて飲むと
更に効果が強まるとのことで、危険です。
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