2017年12月27日放送のあさイチ
今回は若い人でも患う心臓病の特集
どうして若い人でも罹ってしまうのか?
気になりますよね。
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あるタイプの狭心症が存在する?
胸が締め付けられる突然の痛み
狭心症や心筋梗塞の症状の1つ
高齢者に多い病のイメージがあるのですが
実は若い人でも患ってしまう
心臓病というものがあるのです。
52歳の女性がその心臓病を患ってしまい
その時の症状が少し変わっていて
肩が凝ったりあごの部分に違和感が出て
そして歯が浮く感覚が数秒あると
思っていたらみぞおちがズーンと
重くなるという症状。
また、あるタイプの心臓病の人は
リスクがなんと13倍にも跳ね上がるのです。
症例の紹介です
66歳の女性、ある発作は40代後半で発症
ある日歩いている時に不思議な痛みに襲われた
喉が狭くなるような痛みが・・・
そして胸の下あたりが締め付けられる
しばらくしたら背中も痛みが出て
しばらく続いた、痛みは15分ほどで
消えましたが、不安になったので翌日病院へ
そして心電図の検査をしたら異常が
ありませんでした。
そこで耳鼻咽喉科も受診したら
喉にも異常はありませんでした
という事で原因はわからないままです。
そして痛みの頻度が増していきました
原因を何とか突き止めようと
心療内科も受診したが痛みの原因は
分からなかった、そして医師の助言で
歯のかみ合わせが原因かもしれないと思い
歯科へも通い、マウスピースも作ったが
症状は変わりませんでした。
後に症状も悪化していき、仕事にまで支障が
出るようになったのです。
原因の解明に一筋の光が差し込んだのは
たまたま見ていたテレビの再放送
ここで同じような症状の特集が組まれていた
そしてその病気を専門的に見ている
医師の元へ行き受診、その診断名は
『微小血管狭心症』
だったのです。
微小血管狭心症って?
静風荘病院の天野恵子先生の話では
40代から50代の女性
閉経前後の人が
なりやすいと言われている
割合としては10人に1人程度です。
狭心症というのは心臓にある
少し太い血管が狭くなって症状を
引き起こすのですが、微小血管狭心症は
その他の細い血管、つまり毛細血管が
詰まることで痛みを引き起こすのです。
細いため検査をしても写真には写らない
なのでこの女性は見つからなかった。
微小血管が詰まっているというのを特定
するというのはとても難しく、その検査が
出来る機関というのは日本にも数か所しかない。
一般的な狭心症との違いというのは
先程も記しましたが、歯やあご、のど
背中や肩や腕、そして胃の痛みが出てくる
締め付けられる感じだそうです。
女性に多いという疾患で、なおかつ
閉経前後の人が多いのには
恐らくエストロゲンが関係していると
言われている、エストロゲンは
血管を拡張してくれるそうです。
また安静時に起こりやすいというのも
特徴の1つに入るとのこと
時間も5分から半日続くと言われている。
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微小血管狭心症の治療って?
先程の女性はどのような治療をしたのかというと
カルシウム拮抗薬を服用しました
心臓の微小血管を広げてくれるそうです。
女性は毎日1錠服用すると週に1度あった
痛みが起こらなくなっていったのです。
このような痛みが出てくる場合
まずは循環器内科へ受診しましょう
若い人でも心筋梗塞を患う?家族性高コレステロール血症が関係
59歳の女性、4年前の冬心筋梗塞を発症
異変を感じたのは年末年始の旅行の帰り
動くのがしんどい、立って歩く元気がない
そして胸が押されている感じがしていた。
そして治ったと思ったらまたずーんと
痛みが出たり、歯が痛い、顎が痛い
という様な症状も出来ました。
2日たっても症状が治まらなかったので
病院へ救急搬送、そこでわかったのが
急性心筋梗塞でした。
しかし女性は搬送される1か月半前から
様々な症状が体に出てきていた
最初は胃の上部が押される感じがして
胃の検査をしたが異常はなかった
そして次の症状は階段を上っていると
段々体が重たくなっていった。
そして搬送される5日前には
ベッドで寝ようとすると胸の肋骨が
ぐーっと押される感じがした
そして階段を上る時も息切れするようにも
しかし重い症状とは思わなかったのです。
すぐに受診をした方が良い症状は
・胸が押される痛みが15分以上続く
・強い不安感、冷や汗、吐き気、息苦しさを伴う
という症状が出たらすぐに病院へ。
心筋梗塞を患いやすい人は動脈硬化を
患っている人です。
先程の女性は54歳という若さで心筋梗塞を
発症していて、動脈硬化も見つかっている
そして動脈硬化の状態悪化のスピードが
速かったと言います、その原因は一体なにか?
女性は動脈硬化・糖尿病内科を受診
するとわかったことは
『家族性高コレステロール血症』
この疾患が見つかったのです。
産まれた時からコレステロールが
高い状態の疾患で、コレステロールが
血液内に大量にあふれていた。
そもそもLDL(悪玉)コレステロールは
肝臓に回収されて、そして血液内に
放出されたり、細胞へ取り込まれたりする。
というのが普通の人のコレステロールが
細胞へ吸収される流れなのですが
家族性高コレステロール血症を患っていると
LDLコレステロールの受容体の形が
変わっていて、LDLコレステロールが
取り込まれなくなってしまうのです。
また女性はLDLコレステロールの値を抑える
薬を服用していたのだが
これでも十分に数値が落ちなかった
目標値は100未満と言われているのです
女性の場合は薬を服用していても
100という数値を優に超えていた。
家族性高コレステロール血症かもしれない
というのを見つける1つの方法として
アキレス腱の太さがポイントとなる
普通だとアキレス腱は6mm程度の太さだが
これが2㎝以上になっていると
家族性高コレステロール血症を患っている
可能性があると言われています。
他にもチェックポイントがあり
・LDL(悪玉)コレステロール値が180以上
・2親等以内の家族が狭心症や心筋梗塞を
患った経験がある、男性55歳未満
女性65歳未満で
というのも注意する必要がある。
食事や運動でも改善は望めるが
それでもダメな場合はお薬での治療をする。
食事は青魚をなるべく多く摂取して
野菜も同様に摂取、そして塩分控えめの
食生活を当たり前にしていく。
アメリカで話題になっている
ワンプレートダイエットというものがあり
これは直径20㎝の丸いプレートに
野菜や海藻、キノコ類の食材を2分の1
炭水化物を4分の1、タンパク質を4分の1
という感じに盛り付けて食べていく。
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