2018年9月19日放送のクローズアップ現代
今回は精子力クライシスと銘打って
男性の精子減少や老化の特集です
体外受精の現状等を記していきます。

 

 

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日本の体外受精の現状

日本での体外受精の実施件数は世界最多
18人に1人が体外受精で妊娠をしている
しかし成功率は先進国でも最低レベル。

 

その原因の一つに精子力の衰えがある
男が?って思うでしょうが
現状では妊娠をしない理由の3~4割は
精子に問題があるためとも
言われております。

 

38歳の女性、7年間不妊治療を行った
治療が長引いた中での1つに
産婦人科の対応の問題をあげた。

 

夫婦ともに検査をしたら
夫の精子の量が妊娠に必要な量に
満たない事が判明した。

 

医師からは不妊治療をすれば大丈夫だと
言われましたが、この数字に対して
危機意識を持って対応してくれた
病院がほとんどなかったそうです。

 

顕微授精を行うので、これくらい
精子があれば大丈夫だろう
という軽い気持ちだったそう。

 

顕微授精というのは母体から卵子を取り出し
その中に精子を1匹注入するという
高度な治療です。

 

ところがなかなか妊娠しない
病院を変えても、妊娠しないし
産婦人科医の見解も同じでした。

 

あげく貯金も切り詰めて体外受精を
行っていった。

 

ある時5件目の病院で
男性不妊が専門の泌尿器科医から
精子改善の治療を受ける事になった。

 

卵子に注入する精子のDNAが
傷ついていた場合、顕微授精を
繰り返しても正常に卵子が成長しない
可能性が高いという。

 

夫はたばこを控え食生活を改善
1年後精子の状態が回復し妊娠できました。

 

産婦人科医のアンケートで
男性不妊の可能性があり、それを
泌尿器科医に相談をしているか?
というアンケートを取ったら
約4割の人が積極的に相談は
していないという事がわかった。

 

この理由ですが、慶應義塾大学の
吉村先生の話では
不妊治療をするための商売
経済的な側面が重視されているのではと話す
医療者側からすると顕微授精は
一定の数をこなしたいと考える
同時に患者さんも早く妊娠したいと
思っています、このニーズが一致した所に
今の生殖医療はあるわけです。

 

獨協医科大学では、産婦人科医と
泌尿器科医がタッグを組んで
不妊治療に挑んでいます。

 

ある夫婦は夫の精子に遺伝子異常が
見つかりました、原因は精索静脈瘤
泌尿器科医が手術をしたところ
DNAの損傷率が約32%から22%にダウン。

 

今後は産婦人科医が改善した精子で
顕微授精をやっていきます。

 

男性側もショックを受けてしまう・・

鈴木おさむさん、大島さんの夫ですね
鈴木さん夫婦は自然妊娠を2回されている
しかし残念でしたが2回流産しています

 

鈴木さんも精子の検査をしています
その時に分った事は、精子に奇形が
あるということ。

 

さすがにショックだったそうです
そして当時は
改善の余地もわからない状態でした

 

しかしよくない結果が出た場合でも
現在では精子力をアップさせる
方法などが少しずつですが出てきています
・軽めの運動をする
・禁欲しない
・亜鉛の摂取
・体重管理
・質の高い睡眠(7時間程度)
・長風呂、サウナを避ける
・ぴっちりした下着を履かない

 

産婦人科医と泌尿器科医の連携の
問題ですが、産婦人科医の言い分として
・産婦人科医でも男性を治療できる
・男性を治療する間に女性が加齢する
・まわりに男性不妊の専門医がいない

という事もあり、泌尿器科医には
相談はあまりされていない状態。

 

泌尿器科医からの発言ですが
横浜市立大学の湯村寧先生の話では
男性不妊の専門医は少ないのが現状
紹介できる施設も限られている

 

泌尿器科医としては、男性不妊の
専門医が介入する事でもっと早く
赤ちゃんができる、というメリットを
産婦人科医を納得させられることに
なる可能性があるとのこと。

 

男性不妊の専門医は全国で
50人ほどしかいないそうです。

 

精子バンクの現状と問題

不妊に悩む夫婦などに精子を提供する
コーディネイト会社の話では
精子を提供してもらい、海外の病院で
1回の体外受精で500万円ですが
希望者はここ5年で3倍に増加している。

 

ドナーの情報を深く知ることが
できるそうで、これがアメリカの良い所
アメリカでは1970年から
民間の精子バンクが登場し現在は
一つのビジネスとなっています。

 

精子提供者に報酬を与え
質の高い精子を集めていき
カップルや独身女性に販売
現在ではネットで注文し宅配などで
取り寄せる事も可能だそうです
(これはアメリカの話)

 

アメリカ在住の37歳の女性は
13歳の時に体外受精で、精子バンクから
提供されて生まれた事を知る。

 

そこで遺伝子解析をしあるサービスを
使って自分の提供者を辿っていく事に
すると異母兄弟が次々と見つかっていった
現在では18人もいる。

 

そして精子提供者とつながり
男性の元へ行く事に
すると75歳の男性でした。

 

男性は37歳から51歳まで15年間
精子の提供を続けていた
精子の報酬を生活費の足しにしていた。

 

男性は推定ではあるが100人以上は
いるのではと考えています。

 

アメリカでは規制はなく
1人の人間から無制限に精子提供が
行われています。

 

そうすると仮に異母兄弟が同じ学校へ行き
恋に落ち付き合って子供が出来た
という場合、遺伝子異常が
子供引き継がれる可能性がある。

 

健全な精子取引を行うためにも
それぞれの男性から生まれた子供の数を
把握する必要があります。

 

日本でも問題がないわけではない
精子提供に70年前から取り組んでいる
慶応義塾大学は、精子提供は医療行為
ドナー提供者には交通費などの
実費のみを支給している。

 

無精子症の夫婦に限って提供を
しているといいます、ところがドナーが
減少していき現在では提供をするのに
1年以上待たないといけないという。

 

問題はこれだけではない
個人情報の開示に伴い相続の問題も
将来には出てくることがあるという
そのためドナーが減ったのでは?
と言われている。

 

慶應義塾大学の吉村泰典先生の話では
日本の精子バンクの問題点がこちら
・親子関係の法律の整備不足
日本では精子の提供者を生まれた子供の
親とみなすのかどうか?
これは法で整備されていません。

 

・提供できる数に上限を設ける
・学歴などで精子の選別をしないようにするしない
・無精子症以外の人が利用できない

 

これはもっと世に知らしめるべきで
男性も積極的に協力をしていく
必要があると思います。

 

 

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