2018年2月20日放送の世界仰天ニュース
今回は超危険な食べ物の特集です
ある食材を口にし、菌やウイルスに
感染をしどうして命を落としてしまうのか?
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メキシコ湾産の生カキの恐怖
幸せなカップルが挙式前日に
食事会を開いていた。
ここでまさかの悲劇が・・・
新婦の大好物はカキ、フロリダに来たら
カキを食べないと!というくらい大好き。
たくさん食べて、早めに休んだ翌日
夫は嘔吐をし、お腹も下していた
式の前に病院で診てもらう事に。
医師がまず疑ったのはノロウイルス
しかし、新郎以外もカキを食べたが
誰一人あたっていなかった
それが謎だったのです。
新郎はというと、その後熱が上がっていき
そして症状が悪くなり、炎症反応も
高くなっていて、ノロウイルスが
原因ではない、という事になり
細菌感染が疑われた。
すぐに抗菌薬を準備し、新郎に投与
すると数時間後に予期せぬ症状が・・・
両脚の膝より下に赤い斑点が!
激しい炎症を起こしていたのです
重篤な感染症の症状が現れた。
集中治療室に移動し処置をする事に
しかし意識が混濁していった
細菌が全身に回っていたのです
そして・・・その正体がついに特定された
『ビブリオ・バルニフィカス』
ビブリオ・バルニフィカスとは?
人食いバクテリアの一種で、海水や海泥に
生息する細菌です、魚介類やプランクトンに
付着したり、自ら漂いながら増殖をする
人間がそれを知らずに食べたり、また
傷口から体内に侵入すると
このような重篤な感染症に至ることがある。
ビブリオ・バルニフィカスが繁殖しやすい環境
・20度から30度の暖かい水温
・塩分濃度の低い海水を好む
特にメキシコ湾沿岸は
ビブリオバルニフィカスにとって
格好の場所となっていたのです。
健康な人なら発症はせず
したとしても軽度の胃腸炎で済むのだが
重症化した場合には、致死率は
なんと約50%となっているのです。
次のような疾患を持っている人は
重症化しやすい
・肝臓に疾患を持っている人
肝臓を患うと免疫力が低下して
体内に入ってきた菌を除去できにくくなる
・鉄剤を常用している人
ビブリオバルニフィカスは鉄分を好むため
鉄剤を服用中の体内では活発になり
重症化しやすい。
新郎の場合は、糖尿病を患っていて
糖尿病患者は細菌やウイルスを撃退する
白血球の働きが低下しているので
ビブリオバルニフィカス菌が
一気に増殖をしてしまう。
菌の猛威を抑えようと抗菌薬を変えたが
細菌の勢いを抑えられない・・・
傷口から感染をしてしまうと、傷口周辺から
炎症は広がっていく。
一方口から入ったビブリオバルニフィカスは
腸に到達すると、腸壁を壊し血管へと
侵入し全身へとめぐっていく。
血流が滞っている糖尿病患者は
症状が重症化してしまう。
ビブリオバルニフィカスの恐ろしさは
その増殖スピード、重症化した場合
早いと数時間で命を落とす事もある。
新郎の足は壊死してきていた
発症から5日目、足を切断することに・・・
新郎に足の切断の事を告げたのは
手術後1週間たってからでした。
すると新郎は結婚式の前でよかったと
新婦は自由に生きるように促した
しかし新婦はそばにいる事を選択
そしてリハビリを行い、病院スタッフの
計らいで1か月遅れの結婚式をしました。
新婚生活が始まったのですがその後・・・
検査の結果、とんでもないことが判明
ビブリオバルニフィカスの感染症からは
回復したのだが、再び感染症に襲われた。
その後肝臓と腎臓は機能を失い
再び病院に運ばれて3週間後に新郎は
命を落としてしまいました。
アメリカでは年間で200人が
ビブリオバルニフィカスに感染し
約30人が命を落としている。
FDAの調査では、メキシコ湾産のカキの汚染率が
特に高いと警告をしている。
実は日本でも、このビブリオバルニフィカスで
命を落とすという報告がいくつかあり
決して対岸の火事ではない。
加熱をしていない魚介類全般で
感染した症例は確認されている。
特に海水温度が高い夏に発生する事が多い
しかも詳しくは解明されていないが
感染者の8割が男性だという。
ビブリオ・バルニフィカスにかからない
為にはどうすればいいのか?
肝臓疾患や糖尿病など、重篤化しやすい
疾患を持っている人は夏場に水温の
高い地域の生の魚介類を控える事。
加熱する場合は中心温度が70度で1分以上
100度では数秒で死滅すると言われている
注意を怠りがちなのが傷口からの感染
重篤化しやすい疾患を持っている人は
傷がある時は夏場海に入らない方が良い
しかも近年、温暖化の影響で海水温が上昇
ビブリオ・バルニフィカス感染症は
増えていると言われています。
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ビブリオバルニフィカス感染症から生還した!?
アメリカのテネシー州、56歳の男性
左脚は失っていました、最近のためです。
5年前、仕事でアラバマに行った時に
メキシコ湾産の生ガキを食べた
そしてビブリオバルニフィカスに感染した。
男性は肝臓を患っていたために感染症が悪化
嘔吐や下痢は数日で治まったが
4日後に急にふくらはぎに激痛が走った
脚は緑や紫に変色していき
その後意識を失ったそうです
病院に運ばれて僅か2日後に
男性は左足を失いました・・・
既にビブリオバルニフィカス菌は全身に回り
意識不明は20日間続いたそうです。
そして男性の生命力が勝り生還
現在は家族と暮らしています
厚生労働省によると、メキシコ湾の生ガキは
日本には入ってきていないそうです
重篤化する持病がある人は
海外では気をつけましょう。
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