2016年1月27日放送のクローズアップ現代、今回は
ワクチンについて、副作用もわからないまま
接種した事例というのが3年前にありましたね。
そうです、子宮頸がんワクチンです。
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ワクチンの副作用がよく確認できていない現在の状況
子宮頚がんワクチンが3年前から定期接種という
形がとられましたが、その結果・・・・
とんでもない副作用が多数確認されていますよね。
これを受けて厚生労働省は積極的なおすすめは
控えるという結果になりました。
これはやらない方がいいと思うんですがね・・・
予防したい原因となるウイルスを弱毒化させ
体内に入れ免疫を付ける、これがワクチンとよばれるもの。
しかし一定の副作用も出てしまいます。
これは人種などの違いによっても、副作用の症状や
発生頻度も異なってきます。
日本ではこの確認をする機関の脆弱性、つまり
未熟なところがあるので、確認がきちっと
出来ていない状況です。
これでは信頼もあったものではありませんね。
先ほどの子宮頸がんワクチンなんですが、すでに340万人もの
肩が接種して、がんの予防が期待されています。
接種年齢も小学校高学年から高校生とされている。
しかし副作用で手足のしびれなどを訴える女性が相次ぎ
国は積極的な摂取を中止しています。
現在までの間にどうしてこのような副作用が出たのか
というのは突き止められていません。
ある女性の副作用
大学1年生の女性、高校生の時に子宮頸がんワクチンを
接種して、その後右足と右手が自由に動かせない
状態が続いています。
子宮頸がんは年間1万人が罹患し、2700人が亡くなる
というがんです、ワクチンは最大で罹患数を
半分の5千人まで減らせるのでは?と言われている。
しかしこの手足のしびれの症状が相次ぎ、定期接種を
控える方向に現在なっています。
子宮頸がんワクチンを接種して、副作用が未回復の
患者さんは186人いてます。
ですが冒頭の大学一年生の女性はその186人に
入っていないのです、あれだけの症状を抱えているにも
関わらずです・・・
しかも、厚生労働省から配布された資料には
この女性は回復しているという事になっているのです。
ご両親は大変驚かれたようです、回復しているなら
右側の手と足のしびれなんかないわけですからね。
この女性はワクチンを接種した翌日に失神をして
40度近い高熱を出しました、お医者さんへ行き
治療をし、この時に厚労省への報告は
回復と記されていました。
この失神のあとに手足のしびれが出てきたのです。
それから何件か病院に行きましたが
お医者さんは新たな報告を厚労省にあげる事は
ありませんでした。
ワクチンの副作用が特殊なものなので、いずれも
手足のしびれは該当するものではないという事が
報告されない大きな原因となったようです。
子宮頸がんワクチンの連絡会、民間でやられて
いますが、ここにはまだ回復していないという報告が
219件も来ているそうです、厚労省の発表よりも
人数が多いですよね、きちんと調べられていない証拠です。
当然ですが子宮頸がんワクチンの接種は激減しています。
日本産婦人科学会は早急にワクチン再開を
したいという希望があるようですが・・・
まだまだ先の話でしょうね。
また管理にも甘さがあるようです。
国がきちっと子宮頸がんワクチンをやった人の
データベースを持っていればいいのですが
これをやっているのが各市町村だけだったのです。
なので国には詳細なデータが上がってこないし
副作用がある、回復未回復という判断は医師に
委ねられている状況です。
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アメリカの事例はどうなっているのか?
アメリカには、全土で使われるワクチンを監視する機関
疫病対策センターというものがあります。
新たなワクチンは未知の副作用を起こしうることを
前提に対処する仕組みを整えている。
迅速な副作用の察知、そして科学的な分析です。
日本との大きな違いは医師を通す必要がないこと。
患者自身が監視機関に送ることが出来る。
その時患者にはIDが付与されるので、引っ越しをしても
追える仕組みとなっています。
分析は、病院からの電子カルテをデータベース化し
それらから、ワクチンを接種したグループと
していないグループで、副作用が疑われる症状の
発症率を比べます、すなわちワクチンとの副作用の
関係を調べる疫学調査が出来るのです。
この仕組みを使い直ちに使用中止の判断が下された
ワクチンがあります、それはロタウイルスのワクチン。
ロタウイルスは感染性胃腸炎を発症させます。
ロタシールドという名前のワクチンです。
副作用として腸重積症という思い腸の病が見つかりました。
報告は半年で10件でしたが、すぐに医師に
使用を中止するよう通達がされました。
そして分析をしてみると、接種と非接種では
発症率が13.6倍という事がわかりました。
1万人に1人が命に関わる事態に陥ります。
一方ワクチンなしだと、1万人20人が重症化となる。
あれ?人数多いじゃないか!って思いますが
これは主な症状として下痢による脱水なので
水分補給などで対処が可能、そして命の危険は
ないとされています。
分析の結果、危険を察知してから4か月で完全に
使用中止という事になりました。
ワクチンのメリット、副作用のデメリット
どちらも明確でない場合があります。
そんな時アメリカでは、予防接種専門委員会というのがあり
一般の方の意見を参考にして
最終的には委員の方が多数決で決めるようです。
日本もアメリカの様にやってみるべきだと思います。
個人情報などの問題もありますが
アメリカのまねというわけではなくて、日本式で
副作用を患ってしまった方たちのケアを
出来るようになってもらいたいです。
以上となります。
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