2018年3月20日放送の今でしょ講座
今回は健康長寿の人が食べている
海藻や山菜の特集
どんなものを食べているのでしょうね
まずは海藻編から
北海道大学の宮下和夫先生が講義。
目次
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健康長寿が良く食べている海藻とは?
千葉県在住の103歳の女性は毎日
もずくを食べている、海藻は欠かさず
食べていると言います。
健康長寿1000人にアンケートをとると
・もずく
・ヒジキ
・わかめ
この3つはよく食べているとのこと。
今回はこの3つの海藻、理に適った
食べ方などを紹介してくれるそうです。
外国では最近、海藻に注目され
食べている人も増えてきている
日本の影響かもしれませんね。
骨が老けない ヒジキ
海岸近くの岩場に繁殖し
3月から5月に収穫される
このヒジキが骨を老けさせないという。
ヒジキをよく食べている人の
骨年齢をチェックすると
・75歳女性 骨年齢66歳
・77歳女性 骨年齢60歳
・77歳男性 骨年齢64歳
・77歳男性 骨年齢55歳
・77歳女性 骨年齢50歳
皆さん若いです・・・
熊本県天草市へ取材に
88歳女性の骨年齢はなんと49歳
倍近く骨年齢と実年齢が違いますね。
100歳の女性は、なんと世界最高齢の
女性キャスター、そして趣味は
グラウンドゴルフ
骨の年齢は発表されなかったが
元気に過ごしている感じがしました
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なぜヒジキは骨を老けさせないのか?
カルシウムの量が牛乳の約9倍
カルシウムだけではなくミネラルも含まれ
特にマグネシウムが多い
カルシウムというのはマグネシウムがないと
骨に吸収しづらい部分がある
ヒジキは骨を作るには良い栄養素の
組み合わせといえます
マグネシウムは骨を作るカルシウムの
吸収を管理している、よって
マグネシウムが不足してしまうと骨が
カルシウムをうまく吸収できない
余分に排出されるという事が起きて
骨の老化に繋がってしまう。
ありがたいことに、ヒジキは
加熱調理をしても栄養は損なわない。
また、ヒジキにタンパク質が
多い食材と組み合わせると
カルシウム吸収がアップ
タンパク質と一緒にヒジキを摂取すると
カルシウムを骨に吸着させる働きで
より強い骨を作るとのこと
ヒジキの玉子焼きなどにして
食べるようにしましょう。
腸が老けない もずく
腸を老けさせないパワーがもずくにある
もずくと健康長寿の関係を
調査するため、沖縄県へ
長寿の女性たちに話を聞くと
みなさん、毎日もずくを食べている
病気した事ないという話もよく
言われていました
どうして腸を老けさせないのでしょうか?
特に注目されているのが、フコイダン
海藻だけに存在する水溶性食物繊維
もずくは特に多く含まれている。
1 フコイダンが腸の中を大掃除
フコイダンが腸まで行くと水分を
吸収して大きくなり
腸をゆっくりと移動していく
そのため暴飲暴食を防ぐ。
更にコレステロールや腸内の
余分なものを外に出してくれる
そして、腸内細菌の良いエサにもなる。
2 フコイダンががん治療に期待できる
研究段階ではあるが
がん細胞にフコイダンを接触させると
細胞そのものが自滅するという
健康な細胞には悪影響はないそうです
いつかがん治療に役立つ日が
来るかもしれませんね。
でもどうしてもずくにフコイダンが多い?
環境が関係している、沖縄県のうるま市へ
もずく漁に同行すると、もずく畑が。
もずくは全国にあるが、スーパーに
出回っている9割は沖縄県産のもずく
遠浅で透明度が高く太陽の光が届き
もずくが光合成がしっかりできて
太く大きく育ち、フコイダンが増える。
フコイダンは熱を加えても壊れない
頑丈なんだそうです。
健康長寿が食べていたもずく料理
もずく酢が有名ですが、しかし沖縄県では
ある共通の食べ方をしていた。
もずくの天ぷらも定番だそうです
にんじんやねぎを混ぜてからっと揚げる
他にも、もずくの炊き込みご飯
なんとカステラにも、細かく刻んで
もずくを入れるそうです。
これらに共通することがある
それはなにかというと、
熱を加える事。
フコイダンは熱を加えると腸が
吸収しやすくなるそうです。
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大注目の海藻 アカモク
10月から3月の冬から春の時期から
成長する海藻、フコイダンの量が
もずくの2倍含まれている。
販売するお店も増えてきている
しかし!
地域によって呼び方が違います
秋田県ではギバサと呼ばれたりしている
また、フコキサンチンという成分も
内臓脂肪をエネルギーに変えて燃焼させる
役割もあるという。
ロシアの研究所では、体重90㎏以上の女性
55人にアカモクの成分を16週間摂取する
という実験を行った結果
・体重 平均-7㎏
・内臓脂肪 平均-11%
という事になったのです。
私はこれ定期的に食べていますが
めんつゆをかけて食べると美味しい
おそばや味噌汁、ごはんに混ぜて
食べても美味しいですよ。
血管が老けない ワカメ
みそ汁の具やわかめ酢にして
食べる事が多いかと思います。
ワカメをよく食べている人の
血管年齢チェックを
京都府京丹後市で行う事に。
83歳男性 血管年齢73歳
85歳女性 血管年齢76歳
89歳男性 血管年齢79歳
82歳女性 血管年齢71歳
どうして血管を老けさせないのか?
ポイントはカリウム、余分な塩分を
血管から排出させてくれる
ワカメがカリウムの含有量
トップクラスなのです
特に生ワカメにはさらに多く含まれている
生ワカメはいつものワカメの約60倍も
含まれているのです、いつものワカメは
湯通しするとカリウムがお湯の中に
溶けだしてしまう、もったいないですよね。
なぜワカメはカリウムが多く含まれている?
こちらも環境が関係している
山から流れてくる淡水と海水が
混ざりあう所でワカメはよくとれる。
この山がカリウムが多くなるポイント
木が多い山の水はミネラルが多い
そのミネラルをワカメが吸収するのです。
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理に適ったワカメ料理 ベスト3
第3位 ワカメの味噌汁
血管を広げ血圧の上昇を防ぐ
カリウムと共に高血圧を防いでくれる。
第2位 ワカメご飯
炊き込むときにワカメを入れる
ワカメの食つ線維のアルギン酸が
糖質の吸収を抑えてくれる。
第1位 ワカメの酢の物
酢酸が血圧を上昇させるホルモンを抑え
ワカメのカリウムが血圧を抑えてくれる
美味しく食べられるのもポイント。
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