2018年11月4日放送のサイエンスゼロで
新型インフルエンザの特集をしていました
毎年のように言われていますが
脅威という点ではいまいちピンとこない
ですが特効薬もないのでかなり危険です
そんな時、新たなウイルスが見つかった・・

 

 

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H7N9型インフルエンザウイルスの脅威

北海道大学が北海道北部で野鳥の糞を
調査していました、それはなんの
調査かというと鳥インフルエンザです。

 

過去には
・スペイン風邪
・アジア風邪
・香港風邪

等が起こってきましたが
それに勝るとも劣らない脅威で
広がろうとしているのが
『H7N9型のインフルエンザウイルス』
香港で初めて人感染が確認されました。

 

香港では生きた鳥を自宅でさばくという
風潮があり、それに長くふれたことで
感染したと考えられている。

 

2018年10月現在で感染者1567人
死者615人となっています。

 

鳥インフルエンザウイルスというのは
鳥から鳥へと感染するのが定石ですが
稀に人に感染する場合もある。

 

人に感染してしまった場合に、ウイルスが
何らかの形で変異をして人に感染すると
爆発的流行のリスクがあるという。

 

なのでこのH7N9型のウイルスの
変異について考える必要がある。

 

インフルエンザウイルスには表面に
突起があり、動物の細胞には
レセプターというものがある
これは外部からの情報を受けとるもの。

 

それがぴったりと合わさってしまうと
細胞内に入り込む事が可能。

 

人間と動物ではレセプターの型が違うので
感染はしてこなかったのですが・・・
今回のH7N9型インフルエンザウイルスは
変異をする。

 

入手したウイルスを卵の中で
培養をして遺伝子解析装置で調べると
塩基配列ががらりと変わったのです。

 

アミノ酸の変化につながるような
塩基配列の変化が1割ほど起こっていた。

 

塩基配列が変わるというのは
H7N9型インフルエンザウイルスの
突起部分の形を変えるもの。

 

人から採取した新型インフルエンザ
ウイルスは、人にあう突起をしていた
ところが鶏の卵で培養をすると
鳥型に変化をしたのです。

 

H7N9型インフルエンザウイルスは
変異に関しては柔軟性があるということ。

 

鳥から人への感染はこのような感じですが
人から人への感染が非常に重要
これが新型インフルエンザウイルスに
なるのかどうか?

 

人から人へ効率よく持続的に感染する事が
新型インフルエンザウイルスになる条件
そのためには
いくつかのアミノ酸の変異が必要と
言われております

 

嫌な話ですが、新型インフルエンザを
起こすハードルというのはかなり低い
可能性があるという
適応力がすさまじいためですね
また遺伝子再集合という力もある。

 

遺伝子再集合というのはどういうことか?
インフルエンザウイルスには
8本の遺伝子があります。

 

遺伝子再集合が起こるのは
人と鶏のインフルエンザに同時に
感染した時です。

 

どちらのウイルスも細胞内に侵入し
遺伝子は一旦バラバラになります
そしてウイルスの増殖のため
再度遺伝子を組み立てる時
稀にミックスされるときがある
これが遺伝子再集合
新型インフルエンザとして
細胞の外に現れるのです。

 

アジア風邪や香港風邪は
インフルエンザウイルスの遺伝子再集合で
おこったと考えられている。

 

非常に複雑ではありますが
H7N9型に感染した人が
人のインフルエンザにも同時に感染すると
また新たなインフルエンザウイルスが
登場する危険性があるという事です。

 

パンデミックの可能性は?

東京大学医科学研究所の
河岡義裕先生の話では
ある条件が必要だという
それは飛沫感染です。

 

鳥インフルエンザの場合だと
ウイルスは肺で増殖をして
喉や鼻で増殖はしないので
飛沫感染は起きにくいといわれている

 

しかしH7N9型が通常と異なり
鼻やのどで増える能力があれば
人から人へと感染するリスクは増える。

 

フェレットを用いた実験では
H7N9型に感染したフェレットと
そうではないフェレットを
同室に入れておいたら数日後に感染
数日後には2匹とも命を落とした
という実験結果がある。

 

空気伝播を考えると
人のインフルエンザウイルスに近いと
考えられています。

 

現在ではパンデミックを起こすかも
しれないし、起こさないかもしれない
という結論となっている。

 

鳥インフルエンザ侵入を防ぐ

鳥取大学の伊藤壽啓先生の話では
ウイルスを運んでいるのは水鳥だという

 

渡り鳥なのでウイルスが短期間で
広がっていくといわれ
カモや白鳥はシベリアにいるのですが
越冬のためシベリアを出ていきます
その時に感染している鳥が
日本各地に飛来するとリスクがある。

 

北海道大学のグループが18年前から
稚内などで
鳥インフルエンザの調査をしている

 

H5N1型のウイルスは2010年の10月に
稚内で鳥から初めて見つかると
その後、島根、鳥取、鹿児島で発見
瞬く間に全国に広がっていった。

 

ウイルスは野鳥の腸で増殖し
便として排出される
その便を集めて調べています。

 

 

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