地球ドラマチック、ヒアリの繁殖が強い理由、ゾンビバエが救世主となる!?

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2017年7月22日放送の地球ドラマチックで
ヒアリについての特集をしていたので記事にしました

 

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ヒアリが強く、繁殖していく理由は?

アメリカでは年間数千億円規模の被害がヒアリによって
もたらされるといいます、それは機械など
小さな穴にも入り込んで、壊すことも可能だからです
このような事が積もり積もって、数千億円規模と
なっている、甚大な被害といってもいいですね。

 

科学者たちは増殖を抑える研究を行っている
ヒアリは、南米発祥とも言われたり、アフリカ発祥
とも言われる。

 

コロニーと呼ばれる、ある地域に定着した生物の
集団の数は、驚くなかれ4千万匹とのこと
競争関係の昆虫を根絶やしにする事も出来る。

 

ここでは南米での話になりますが、南米アマゾンでは
それほど個体数が増えているわけではない。

 

しかし、国家間のものの輸出などが増えて、そこに
ヒアリが紛れ込み、住んでいなかった地域に
足を踏み入れる事でライバルがいなくて
その土地の固有種を駆逐し、勢力を拡大していきました。

 

アメリカでのヒアリの繁殖は
20世紀初期はアラバマ州辺りにヒアリは生息していたが
1970年代には、テキサス州にまで勢力は拡大
環境への高い適応力も特徴にある。

 

例えば洪水に見舞われても、ヒアリ同士は体を組み
いかだの様に浮くことができる、その大半は働きアリ
あごが強く体を掴み合うことでいかだができる
土を掘り進めるのも得意といわれている。

 

ヒアリはもともと熱帯雨林のような湿気のある所から
都市部の土の中など、様々な場所に住むことが可能
しかし、硬い土の所は住むには適していない
掘り進むのが大変だからですね。

 

コロニーの平均耐久は7年から8年といわれている
縄張りを広げていくのも、他のヒアリの縄張りと
ぶつかり合う事もあり、そこが境界線となる。

 

ヒアリの攻撃ですが、主な攻撃はお尻についている
針を使います、刺したら抜けるタイプではなくて
スズメバチの様に何度でもさせます。

 

そして体から臭いを発して、応援を呼ぶこともでき
大群となってその土地の固有種を攻撃する。

 

ヒアリはどんな生物も攻撃する、人が刺されると
何週間にもわたりのう胞が出てきます。

 

農家さんもヒアリに悩まされている
特に植物を食い荒らされてしまうからです。

 

農作物に寄ってくる理由に、甘露があります
作物にくっついていることが多いアブラムシなどが
排出する水玉のようなものを甘露といいます
これをヒアリが吸い取ってしまうのです、食料として
共生というやつですね。

 

アメリカ政府の対策は?

特に注目しているのはヒアリに寄生している生物を
利用して増殖を抑える方法です。

 

アマゾンで爆発的に増加していないのは
ライバルがいるからなんです
そのライバルをアメリカで増やすことを考えている
その筆頭格がゾンビバエ。

 

ヒアリよりも小さいが恐ろしい能力を持っている
ゾンビバエのお尻にも針があり、そこからヒアリの体に
卵を産み付ける事が可能、そうされないためにヒアリは
身体から臭いを発しますが、この匂いにゾンビバエも
反応してどちらも多くの数がそこに集まる
なのであまり意味がないという状態です。

 

ゾンビバエの卵が孵化すると、ヒアリの体内で
大きくなっていきます、ヒアリの体液などを吸って
ヒアリの頭に向かって移動、そして脳を食べる。
首のあたりで酵素を出し、首を落としてしまう
恐ろしいですねゾンビバエの赤ちゃんは・・・・

 

このように害虫を駆除するための虫を
『生物農薬』と呼びます。

 

ヒアリがこれで減少していくと、ゾンビバエもまた
減少していく、卵を産む場所が減るからです
どちらも減少に向かうので、生態系を破壊する
という所まではいきません。

 

しかし、ヒアリの生息範囲が桁違いに広いので
ゾンビバエもその分、多く散らさないといけない。

 

ヒアリの増殖で悩んでいるのは何もアメリカだけではなく
オーストラリアでも被害が出ている。

 

オーストラリアもまた大きな被害が出ています
2001年に初めてヒアリが発見された。

 

最初は殺虫剤を散布したりして、ある程度の効果は
みられたのだが、次第に生息範囲が拡大していき
殺虫剤は追いつかない状況に・・・

 

ヒアリは単女王制コロニー、多女王制コロニーといい
女王アリが1匹か、複数の女王アリがいるかという
違いがあります。

 

女王は毎日100個の卵を産む、1ヶ月では900万匹も
産まれるという事です、これは爆発的に
繁殖するのもうなずけますね・・・

 

この多女王制コロニーを見つけたら早急に駆除をする
とにかく数が多いですからね・・・

 

オーストラリアでは空からヘリを飛ばして
巣のありかを特定し、そこへ殺虫剤を散布する
女王アリが逃げた場合の事も考え
地面に殺虫剤も巻くようにしている。

 

また住民の意識も重要、ヒアリらしきアリを
見つけたらすぐに自治体に通報するようにしている
意識が高いという証拠ですね。

 

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