世界一受けたい授業、大人の発達障害は周りの協力が必要です

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2017年6月3日放送の世界一受けたい授業、今回は
大人の発達障害についての特集です
あの水泳のマイケル・フェルプス選手が
発達障害だったのは知りませんでした。
昭和大学の岩波明先生が講義。

 

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大人の発達障害は主に2つに分類される

親のしつけや愛情不足が原因で発達障害になる?
これはならないとのこと
発達障害は生まれつき脳機能の一部に障害がある事。

 

日常生活に支障をきたしている状態
最近は社会に出てから気づくことが多いとのこと。

・空気が読めない
・手順やパターンにこだわる
・同じ失敗を何度も繰り返す

一概には言えませんが、これらが多く繰り返されると
発達障害の可能性がある。

 

大人の発達障害は大きく分けて2つ
・自閉症スペクトラム ASD
コミュニケーションが苦手、強いこだわりがある

・注意欠如、多動性障害 ADHD
注意力や集中力にかける、落ち着きがない

 

しかし、早期に発見し自分の特徴を知り、対策を考えて
その後の人生を変えていくことも可能です。

 

発達障害と診断されたある女性の生活

44歳の女性、20歳と18歳の娘さんを抱える
シングルマザーであり、15年前に発達障害と
診断されています。

 

成績優秀で青山学院大学を卒業したが社会に出て
他の人が出来ることを、女性は1個もできなかったといいます。

 

知的障害ではない人が多い、なので気づかれにくいが
しかし社会に出てから、対人関係や仕事で
うまくいかないことが多くなる。

 

女性の特徴として
・片付けができない
よく着る服は、タンスから出しておかないと
何処にあるのかがわからなくなってしまう。

・忘れ物が多い
洗濯物を干すのを忘れていたりする、1つのことを
始めてしまうとそれしかできなくなり
それまでやっていたことは忘れてしまう。

・同じものを何個もかってしまう
買い過ぎ買い忘れもよくあること

・集中すると気づかない
料理に集中して、娘さんのお迎えを忘れたりする

・遠回しな表現が理解できない
例えば靴が小さくて足が痛い、といえば分かり易いが
もしそれが足が痛いとだけ言われると
何で痛いのかがわからない
人の表情や言葉のニュアンスを読み取れない。

 

女性は考え方がかわってきたそうです
自分ではどうしてもできないことを理解し
周りに助けてもらうことにした。

 

女性の場合はお二人の娘さんがいるので
娘さん二人が発達障害のことを理解すると
何ができて、なにができないのかが
わかるので、できないことを手伝ってあげる
という感じですね。

 

ですが、これら上記の症状がもし複数あっても
必ず発達障害である、というわけではなく
症状の頻度や重さなどを加味し、精神科医が
診断基準にのっとり、判断をする。

 

病院での診断時、持っていくと役立つものがある
それは子供の時の通知表、先生が備考欄に
落ち着きがありません、忘れ物が多い
協調性が見られない、などの書き込みがある場合
非常に参考になるとのこと。

 

発達障害の根本的な治療はありませんが
発達障害を患っている方が、理解をして
周りが協力してくれることで
社会でも生活をしていくことが可能となります。

 

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