ガッテン、人とのつながり+運動で寝たきり予防は画期的

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2018年6月6日放送のガッテン
今回は筋肉や血管を守る
健康長寿を手に入れるためには
どちらも欠かせない
これらを運動よりもある方法で
寝たきりを防ぐある行為がある
それが、人とのつながりだというのです。

 

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人とのつながりが寝たきり予防とどう関係ある?

全く想像もつかないですよね?
寝たきり予防と人とのつながり
どういう関係があるのか?

 

実はこの人とのつながりというのは・・・
世界的に大問題となっている。

 

イギリスでは孤独担当大臣という
ポジションがある、孤独の深刻さについて
多くの研究があるといいますが
お年寄りのみならず孤独は全世代に
わたる深刻な問題となっているという。

 

政府がこのように本格的に動き出した
その理由には、ロンドン大学の研究で
50歳以上の男女6500人の
人とのつながりを調べるため
追跡調査を行ったところ
人とのつながりが少ない人ほど
死亡率が高かった
のです。

 

ロンドン大学の
アンドリュー・ステップトー教授は
『人とのつながりが少ないと、体に起きる
炎症が強くなることがわかってきた』

と話しています。

 

心臓や血圧、ホルモン等、体中に
悪影響がおよび死亡する可能性すら
高まってしまう
という。

 

孤独は心臓病や脳卒中の危険性を
およそ3倍に高めるというCMを
イギリスは行っているくらいです。

 

日本でも行われていますが
まだまだ浸透度という点では低い。

 

番組では人とのつながりチェック
というものが紹介されていた。
・月に1回以上、顔を合わせたり
消息を取り合う人は何人いるか?

・個人的な事でも気兼ねなく話す事が
出来る人が何人いるか?

・手助けを求めることができるような
身近に感じる人が何人いるか?

これがもし0人だったとしたら・・・
将来寝たきりの可能性があるかもしれない。

 

東京大学の飯島勝矢先生の話では
つながりがこれほどの影響を及ぼすとは
思いもよらないくらい、驚きだったようです。

 

繋がるというのは非常に大きな
ウエイトを占めているという

 

長生きに影響する度合い
全世界でやられている研究148個
全部集めて、対象者が30万人のデータを
再解析した結果がこの5つ
1 人とのつながりがあるか?
2 禁煙
3 酒を飲み過ぎない
4 運動
5 肥満予防

2番目から5番目は長生きにとって
従来からとっても大切だと言われてきたが
まさか人とのつながりが1番だとは・・・

 

1人でしっかり運動するよりも
グループで軽めの運動の方が寝たきり予防
という観点では非常に良い。

 

大きな節目は定年です、社会とのかかわりが
1度切れてしまいます、そこから
どういう関係を構築していくのか
大きなポイントになってきそうですね。

 

この人とのつながりというのは
毎日誰かと会って話すという事ではなく
週に1回だけでも家族以外の他人と
会う約束をして話すだけでも良い
のです。

 

人とのつながりがどうして寝たきり予防
等と関係をしているのか?
そして体の中ではどういう事が起こるため
上記のような事になるのか?
少し掘り下げていきます。

 

親切にすると免疫の働きに変化?

カリフォルニア大学の
スティーブ・コール教授は
『健康に長生きするためには体の機能を
若々しい状態に保つことが大切』

このように話します。

 

コール教授はこのほど、寝たきりを防ぐ
ある方法をユニークな実験で検証。

 

実験に参加したのは健康に問題のない
160人の高齢者の方達、そこでグループに
分かれてもらい、あることを毎日
やってもらいました。

1グループ
人に親切にする

2グループ
世の中の役に立つことをする

3グループ
自分が嬉しい事をする

こうした行動を1ヶ月間続けてもらい
血液検査をすると・・・
あるグループにだけ免疫系の
遺伝子の働きが実験前とは
大きく変わっていた
のです。

 

スティーブ・コール教授は
寝たきりを防ぐ良い変化が現れたそうです
つまり日々の行動次第で自分が
寝たきりにならないよう
遺伝子の働きをコントロールできるという事が
わかってきたと話す。

 

そのグループはどこだったのかというと
『人に親切にしたグループ』

 

このグループがしていたことは
・友人にコーヒーをおごった
・クッキーを焼き近所に配った
・おばあさんの荷物を持つ

という事をしてもらった。

 

1ヶ月間1日3回
親切な行動をしてもらったら
体に変化があった。

 

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体の中で起きた変化って??

どうして親切にするだけで身体の
免疫系に変化があったのか?
その変化が今日一番のテーマなんです。

 

寝たきりの大きな原因となるのは
身体の広範囲で炎症を起こすこと
これが長期にわたると筋繊維が委縮し
全身が衰えていき、これは非常に危険で
様々な病気へと繋がっていく。

 

免疫細胞は病原菌などと闘う時には
炎症モードに入る、これが長く
続いてしまうと自分の体にも
ダメージを与えてしまう
筋肉の他にも、血管の動脈硬化や
脳梗塞や心筋梗塞につながります。

 

コール教授は炎症を抑える様々な
研究を行ってきた、そこで行き着いたのが
人に親切にする事、これで炎症物質が
減少した
のです。

 

どうしてこうなるのかというと
人類の進化の歴史に答えがあると
コール教授は話す。

 

自分の配偶者や子供はもちろん
あらゆる人に対して親切にすることが
体に良い影響をもたらすよう
進化してきたという。

 

人類が自分たちよりも体の大きい動物と
闘い勝ち残ってこられたのは
群れを作ってお互いに助け合う事を
してきたためです。

 

そんな人間にとって仲間との協調性を
失う事は即、命の危険を意味します
そんな時に体が緊急事態を察知して
炎症モードに入ってしまう
のです。

 

他人に親切にすることはより多くの人と
助け合うグループを作るための
有効な手段だそうです。

 

人は親切を喜びと感じ
体も良い反応をするようプログラム
されていると感じているという。

 

日本発!寝たきりを防ぐ最強の切り札

あることが予防の条件となるそうです
ある老夫婦が協力をしてくれました
87歳の男性と83歳の女性です。

 

ご主人は身体を動かすのが大好き
毎日1万歩の運動は欠かせない
奥さんはピアノを弾いたり詩集を読む
という事をして毎日を過ごす。

 

去年、健康チェックをすると
驚きの結果が出たのです
握力は夫婦ともに基準に満たせず
片足立ちチェックは奥さんはOK
しかしご主人はアウト

 

口の筋肉を調べる検査では
奥さんは問題なし、ご主人は問題あり

 

ここまで来たらわかると思いますが
身体をよく動かしていたご主人の方が
寝たきりのリスクが高かったのです!

 

大きな違いは何か?
それは奥さんの交友関係
楽器を弾いている友達や
詩集のサークルのお友達と
他人との接触は多かった

 

しかしご主人は過去にテニスを
していましたが、けがをしてから
遠ざかってしまい
孤独で居る事が多くなった。

 

もうお分かりですよね?大切なのは
『人とのつながり』
という事なのです
ここで一番最初の項目に戻ります。

 

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