家庭の医学、肩の痛みの本当の原因は腱板炎

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2016年1月26日放送のたけしの家庭の医学、2時間SP。
チーム医療で治らない不調を解決するという特集。
次は原因不明の肩の痛みについて。

 

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東北大学病院には肩関節外来があります

東北大学病院には、肩の痛みに悩む患者さんを
10万人以上救ってきました、肩関節外来という診療科。
総勢12名の先生方がチームを組んで治療に
取り組まれています。
リーダーは井樋栄二先生です。
肩関節の権威と言われる方。

 

問診、診察、画像診断と各分野にスペシャリストが
いらっしゃいます、とても心強いですね。

 

肩の痛みで悩む男性がいらっしゃいます

57歳男性、右肩に原因不明の痛みが出たのは
10年以上前です。

 

20以上の病院を回りましたがいずれの診断もただの
五十肩と言われて何もしてくれなかったようです。
普段の仕事にも支障をきたします。
服を脱ぐのも一苦労、はみがきも辛いと。

 

昨年12月に男性は東北大学病院へ行きました。
最初に問診をします、とにかく細かく問診を
していきました。

 

次に肩のレントゲンをすることに。
問診の時点では肩の内部に異常があると推測。

 

次に診察するのが井樋先生です。
まず上半身を脱いで肩の動きをチェック。
筋肉の動きを細かく見ていきました。
筋肉の動きは異常なし。

 

次に肩関節の動作チェックをすることに。
手を上にあげると
右肩の三角筋上部の辺りに痛みがでました。
細かく診ていくと、腕を高く上げたときと
腕をひねったりするときに痛みが出るという
事がわかってきました。

 

痛みの原因は、腱板が痛んでいるため、痛みが
出てしまうのでは?とのこと。
腱板は4つありますので、どの腱に障害が
起きているのかを特定させないといけません。
MRI検査をすればわかるようです。

 

1週間後にMRI検査をしました。
すると正面から見た画像では問題なし、次に横からの
画像をみると腫れているように見えたようです。
その後肩関節外来の方たちが集まりカンファレンス。

 

すると肩の上にある1つの腱が毛羽立っていると
井樋先生は気づきました、次回男性が病院に
来た時に、この方の上にある1つの腱にブロック注射を
打ってみることに、効けばそこが原因ということです。

 

そして診察をし注射を打つことに、炎症を抑える
薬剤と麻酔剤を腱板の上に注射しました。
麻酔が効き始めるのは数分後です、結果は
推測が的中しました、病名は腱板炎という診断。
男性は注射をしてから肩が少し楽になったと言ってました。

 

これはまだ治ったわけではないので、理学療法士の
先生からリハビリについて教えてもらい
自宅でリハビリをやってもらいます。

 

男性はこのリハビリを続けた結果、肩の痛みは
徐々に治まってきたようです。

 

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五十肩と間違いやすい隠れた病とは?

肩の痛み+腕を上げると異音
肩の痛み+腕を動かす途中で痛む
どちらも、肩腱板断裂の症状。

 

五十肩と思っている人に意外と多いようです。
5人に2人は肩腱板断裂が原因と言われています。
おまけに腱板は一度切れると元に戻らない
ようです。
肩の痛みが気になる方は、一度診察を
受けてみましょう、以上となります。

 

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