家庭の医学、原因不明のめまいの正体は良性発作性頭位めまい症と意外な部分が

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11月17日放送のたけしの家庭の医学、今回は3時間SPで
最後の特集となります、めまいについて。
原因の究明率100%、1週間でめまいの原因を暴くと
言われるベストドクターです。

 

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奈良県にいらっしゃるベストドクター北原糺先生

奈良県橿原市にある、奈良県立医科大学の耳鼻咽喉
頭頸部外科、日本でも有数のめまい外来と
言われています、そこを率いているのがベストドクターの
北原糺先生です。

 

耳科学の国際的な学会で、ポリッツァー賞を受賞し
耳科学の世界的な研究者
でもあります。
めまい研究をして20年やっています。
お父さんの北原正章先生もめまい研究の第一人者です。

 

280万人以上の人がめまいで悩まされているようです。
ふとした瞬間にふらっ・・・とするから
めまいって怖いんですよね。
5人に1人は原因不明と言われているので、苦しみ
続けている患者さんも多いとのこと。

 

そこで北原先生は日本でも例を見ないことをやりました
それは何かというと、めまいの原因を探るために
1週間検査入院制度を導入しました。

 

めまいの検査って、全て受けるには数か月かかるようです、
ですが1週間集中的に検査をすることで、数か月かかるのが
1週間で済みます
、これはいいですよね。

 

メリットは、めまいの原因となるものが1つ見つかるとして
見つかってよかったと安心してしまいがちですが
めまいの原因って一つじゃない事が多々あるようで
更に検査をして、1つ以外の原因も潰していこうという
より体の事を調べられるのがメリット

 

この1週間検査入院制度を導入してから1年たちますが、現在まで
60名の患者さんが入院しましたが、全員の原因を
究明することが出来ました、だから100%なんです。

 

73歳女性の症例を紹介

ここ1年ほどひどいめまいに悩まされています、天井や
家がぐるぐる回っている感じがすると。
吐き気もひどいようです。

 

アクティブな女性でしたが、めまいの事を気にしてしまい
外へ出る事がなかなかできず
めまいの症状がつらくなると、横になるしかありません。

 

めまいの最初の異変は、昨年の夏。
朝目が覚めて起き上がろうとした時、天井がぐるぐると
回っているようなめまい
です。

 

暫くして治まりましたが、回っているというのは実感
しました、すぐに近くの病院へ行きました。
問診をしてから、医師はめまい症と言い、お薬を処方されました。

 

その後、寝起きに何度か回転するめまいに
襲われお薬を飲むと治まりましたが、1年後には
朝起きると、上下左右今までにないくらいのめまいが。
猛烈な吐き気も・・・30分以上続いたそうです。

 

めまい止めの薬を飲みましたが、この時はめまいが
治まることはありませんでした、それが治まったのは夕方。
そこで73歳女性は、脳に異常があるかもという疑いを持ちました。
以前脳の検査で小さな脳梗塞があったとのこと。

 

翌朝も同様の吐き気とめまいはひどく、友人に連絡をし病院へ。
聴力検査、眼振検査をしましたが、異常はなし
診断結果は前回同様めまい症でした。

 

お薬は強力なめまい止めと吐き気止めを処方されました。
それからは外へ出る事がとても少なくなりました。
外出中にめまいが襲って来たら危ないですからね・・・

 

そんな73歳女性に救いの手が・・・
先日診てもらったお医者さんから、原因不明のめまいを
究明する先生、つまり北原先生を紹介されました。

 

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1週間の検査入院をしたら・・・・

12種類もの検査をするようです、まずは
内耳の異常から検査、これらの部分を検査。
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ここで異常があると病気が特定できるとのこと。
他にも、外耳や中耳の異常、脳の異常、ストレスの影響
などを検査していきます。

 

・1日目
外耳から蝸牛、蝸牛から脳の検査をします。
音がなったらボタンを押す検査
、これが出来ないと
外耳から蝸牛の異常を確認されるとのこと。
問題はなかったようです。
次は言葉の聞き取りの検査、聞き取った言葉を
紙に書いていくというもの、こちらも問題なくできました。

 

・2日目
脳と内耳の検査です。
脳はMRIの検査、脳の中の異常はありませんでした。
73歳女性は脳のことを一番心配していたので、北原先生は
検査が出るとすぐに報告をしました。
これで脳は心配なし、という事になりましたね。

 

・3日目
三半規管との脳の状態を調べます。
まず平衡感覚を調べる足踏み検査をします、立ち合いを
していた先生が異変に気づきました、それは左足の
上げ方が小さかった事、以前73歳女性は
左足をねんざしていたそうです、そのせいで左足を
かばう癖
がついてしまっていたそうです。

 

・4日目以降
蝸牛の異常を電気で診る検査
蝸牛の異常を薬で診る検査
卵形嚢を診る検査
球形嚢を診る検査
外側半規管を診る検査
ストレスの検査
をして1週間の検査が終了。

 

北原先生が内耳の絵を描いて丁寧に説明、そこで
唯一異常があったのが卵形嚢(らんけいのう)という部分、左の卵形嚢が
ちょっと傷ついているとのこと。

 

卵形嚢というのは三半規管の隣にあり、ここに異常が起こると
耳石がはがれて、その剥がれた耳石が三半規管に
入り込んでしまい、めまいが起こっている。
良性発作性頭位めまい症の可能性
があると。

 

日本人に一番多いめまい症で、めまい患者の4割
占めるんだそうです、だけどここまで重症化するのは
珍しくて他に何か原因が潜んでいるはず・・・

 

北原先生がたどり着いた結論は、左足のねんざ
人間は通常、目と耳と足でバランスをとり平衡感覚を
保っています、だけど耳に異常が発生したら
目と足でバランスを保とうとします

 

73歳女性の場合は、左足をかばって歩いているので
バランスが崩れます、これがめまいを悪化させているのでは
ないか
と考えられています。

 

今後は、良性発作性頭位めまい症の薬に加え
整形外科による足の治療も行う事に。

 

原因特定に役立つめまいのタイプを解説

めまいって経験がしたことがない人でも、突然めまいに
襲われることがあります、安心はできません。
特に、最初に起きためまいの情報が原因の特定に重要。

 

2つのめまいの特徴を覚えておきましょう
1つ目は一回転するように見える、主に疑われる病は
先ほどの、良性発作性頭位めまい症
です。

 

三半規管に異常が出ているというのは前出ですが、三半規管
というのは、回転、傾き、体の位置を
脳に伝える役割があります、異常があると3つの動作が
感じとりにくくなります。

 

2つ目は左右に流れる、主に疑われる病はメニエール病
これは内耳に水ぶくれが出来る病

左右を感じる管に異常をきたすので、水平方向に
流れるめまいが起こるのです。
また、耳鳴りや難聴も起きやすいと言われています。
めまいや耳鳴りや難聴が起きたら、耳鼻咽喉科を受診しましょう。
以上となります、読んでいただきありがとうございました。

 

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