2016年2月1日放送の主治医が見つかる診療所、今回は
うつの特集、うつ病を早期発見するポイント
対処法などを紹介。
目次
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うつ病が女性に多い理由とは?
女性の方がうつ病多いんですよね。
セロトニンが男性よりも少ないため、うつ病に
なりやすいとのことです。
うつ病体験者の証言を紹介
専業主婦だった女性45歳のケース、11年前に
うつ病と診断されたようです。
うつ病発症のきっかけは、流産。
病院から退院した時は、毎日のように泣いていた
様です、そしていつしか眠れなくなりました。
それが2週間以上続き、その後体が異常なだるさが
襲うようになりました、睡眠を取っても
お風呂を入っても変わらずだるいとのこと。
1か月後に決定的な出来事が・・・
ある日パソコンが壊れて、(だけどのちによく確認
すると電源が切れていただけ)
その時に死にたいってなぜか思ったそうです。
これはうつ病の深刻な症状だそうです。
その後心療内科を受診、そしてうつ病を告げられました。
お薬を処方され、投薬治療を開始。
すぐに改善せず、過呼吸になったりしたそうです。
不安に陥ると過呼吸になるようです。
このような事が5年以上続きました。
改善のきっかけはボランティア活動。
闘病中にも関わらず、東日本大震災のボランティア活動に
参加されたそうです、今まで周りの方たちに
迷惑をかけた分、恩返しをしたいという思いで。
これが自分を取り戻す第一歩となったそうです。
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うつ病のサインとは?
うつ病のメカニズムというのは現代でもまだ
解明はされていません、諸説ある中言われるのが
セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンが
何らかの理由で不足することにより
うつ病を発症するとのこと。
上の3つは神経伝達物質と呼ばれるものですが
これって数値化することが不可能なんですよね
ドーパミンが足りない、とか、セロトニンが足りないなど。
これがもしわかるのであれば、解明の糸口には
なるとは思うのですが・・・
うつ病の代表的なサインが、眠れない。
これが2週間以上続くといのうのが典型的な症状だと言われ
その他にも眠っていても途中で目が覚める
途中覚醒や、ぐっすり眠れない熟眠障害や
モーニングディプレッションといい、朝が調子悪く
それが一日中続く、というサインもあります。
他にも初期に現れやすい症状としては
・だるさ
・下痢または便秘
・肩こり
等があります、市販薬を飲んでもましにならない
場合は一度病院へ行きましょう。
冬に多く発症する特殊なうつ病、冬季うつ病とは?
まさに今の時期なんですが、これにかかってしまった
人がいらっしゃいます、49歳男性、冬季うつ病を
発症したのが30歳の時です。
驚きの症状があって、冬いくら調子が悪くとも
7月になると必ず、冬季うつ病は治るといいます。
最初の異変は29歳の時、朝が起きられないというのが
あり、起きる気があるが起きられない。
というような感じだそうです。
他にも朝着ていく服が決められない、お昼ご飯の
メニューを決められないなど。
これが1か月以上続いたそうです。
2か月後に心療内科を受診するとうつ状態にあると言われ
1か月仕事を休みなさいと医師に言われました。
そしてもっとおかしなことが冒頭にも言った
7月になると症状が消えてしまっているという
なんとも不思議な出来事です。
そのきっかけが太陽光だったそうです。
そのことも医師に話をすると、季節性うつ病という
診断が出ました。
日照時間の低下が原因と言われていて、日照時間が
少なくなると、セロトニンが十分作られなくなる
と言われています。
食生活にも変化が・・・甘いものが食べたくなる。
夏は食べたくないんですが、冬には甘いものが
食べたくなる、これも冬季うつ病の特徴です。
そのメカニズムは、ストレスなどでコルチゾールという
ストレスホルモンが分泌されて、血糖値が
上がらなくなるために、甘いものが欲しくなる。
他にも日照時間の低下で、ビタミンDが不足し
血糖の調節に支障が出て、甘いものが欲しくなる。
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うつ度の簡単チェック
こちらをご覧ください。
ここでの合計点が5点以上の方は要注意です。
これでうつ病が診断できるという事ではないので
あしからず。
12点以上はすぐに診察に行きましょう。
うつ病になってしまった場合どうすればいいか?
秋田県のいおりクリニック院長の、大沼俊先生。
精神科医の先生です。
大沼医師が最初にうつ病を患ったのは38歳の時。
最初の異変は、子供の治療をしているとき左耳を
ぶつけた拍子に耳が突然聞こえなくなった。
耳鼻科へ行き診断の結果、なんと突発性難聴と
メニエール病だと言われたのです。
突発性難聴は、突然耳が聞こえなくなる原因不明の病気。
メニエール病は激しいめまいや、耳鳴りなど
複数の症状が出る病気です。
早く治療すれば改善できるのですが、その時に大沼医師が
思ったのが、もうおわりだ・・・・
という考えになってしまったのです。
当時勤務していた精神科を受診しました、そしたら
うつ病だと診断されました、しかし診断前に
うつ病じゃないか・・・って気づいていた人物がいます。
それは奥さんでした。
僅かな異変を見つけていました、それは
・表情に変化がなくなる
・趣味に興味を示さなくなる
・ニュースに関心がなくなる
・好物を出しても食べない
という事があり、ひょっとしたらうつ?と
奥さんは思うようになったそうです。
うつ病が発覚してからは
大沼医師は自ら命を落とす事も考えたりしました。
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うつ病を克服するために大沼医師がしたことは?
まずギターを弾きました、主治医からは下らん事を
やりなさいと言われていましたし、患者さんにも
自分はくだらないことをしなさいと、勧めてもいました。
そこでいざ、自分がするようになりました。
その時だけはうつの事を忘れられたそうです。
それからは、出来る事を少しずつやっていく。
小さなことをやっていって、少しずつ自信に
つなげていくという事です。
うつ病患者への接し方も大事。
頑張れよ!は絶対に言ってはいけません!
・治療に専念できる環境を整える
・周りも焦らないように心がける
という事も大切です。
うつ病にならないためにはどうしたらいいのか?
認知療法というのがあり、心のゆがみを
治す方法と言われています、薬も使いません。
現実の受け止め方が歪んでいると、気分もマイナスに
なってしまい、これがうつ病発症のきっかけと
なる場合がある。
この歪んだ受け止め方を訓練で矯正しよう、というのが
認知療法というものです。
自動的に起こるネガティブな思考に標準を
合わせそれを書きだす。
そして、客観的で生産的な考えに置き換えていく。
例題です。
第1志望に合格しなければ人生は終わり
という考えがあるとしましょう。
これを客観的で生産的な考えに正すと
第1志望だけがゴールではなくて、第2でも第3志望でも
受かればいいじゃないか!
という感じです。
陥りやすい思考パターンとして
・すべてをマイナスに考える
・根拠もないのに悲観的な結論を出す
・失敗を過大に、成功を過少に評価する
うつ病を防ぐためには、このような考えを
改めていきましょう。
以上となります。
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