2018年4月11日放送のガッテン
今回は肺の特集、呼吸法の大発見が
あったといいます、非常に気になる・・・
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今注目されている呼吸回数と健康の関係
普段の呼吸の回数を変えるだけで
私たちの体は変わるという
ただ呼吸をするだけで?
って思いますよね?
早くからその力に注目したのがアメリカ
アメリカのカリフォルニア州在住の男性
アメリカ軍の元司令官でもある。
特殊部隊であるネイビーシールズでも
呼吸のトレーニングは行われていたという。
軍人は極限のストレスの中でも
常に冷静沈着でなければならない
そのために毎日呼吸をコントロールする
様々なトレーニングを行っていたと話す
私たち成人の呼吸回数の平均は
1分間に約15回と言われています。
この呼吸の回数は多いのか、それとも
少ないのか?と思ってしまいますが
実は多い少ないよりも
『呼吸が浅いのか、深いのか?』
という部分に注目をする必要がある。
京都の介護福祉施設である検証が行われた
呼吸の回数の最新研究を
東京有明医療大学の高橋先生が
行っています。
この研究の目的は、1分間にどれくらい
呼吸をしているか、回数を確認している
減ると良いと高橋先生は話す。
介護福祉施設の人たちがこの検証に
参加をしある呼吸法を行った
すると、呼吸を減らしたことで
・冷え性が少し楽になった
・目覚めがよくなった
・血圧が下がっていった
という事を実感した施設職員が多数!
参加者で一番多かった実感は
『ストレスが減った』
という事なのです。
京都の方々16名が検証をしましたが
1分間に13.7回の呼吸をしていた
検証前は15回、これを見ていくと
1回ちょっと呼吸を減らすだけで
上記のようなことが起こるという事ですね。
深呼吸自体はとても良い事です
なぜ体にいいのか?
ただ気持ちがいいだけではなく
ちゃんとした効果もあるのです
ある研究では、血圧を測る際
1分間に12回深呼吸をして血圧を
測ると、そうではない時と比べ
ほぼ確実に血圧が下がると
言われております、平均8.13も低下した。
常に深呼吸をしている体にしていく方法!?
その様な状態になるために脳の2つの
部位が関係している
1 呼吸中枢 呼吸を司る部位
2 偏桃体 ストレスを検知する部位
この2つが関わり合っているおかげで
何も意識しなくても、深呼吸をする事で
得られた健康に良いことが起こるという。
三重県の伊賀市、忍者の里で有名ですね
呼吸を極限まで少なくした人がいるという
川上先生です。
忍者の呼吸法があるといいます
『息長(おきなが)』
普段の呼吸回数を極限まで減らすワザ
その回数は1分間に1回以下という事も!
三重大学の小森先生が検査をし
息長をやっている川上先生の
脳の偏桃体は
どういう状態になっているか調べた。
MRIで調べると息長をしている時
偏桃体がリラックスしている状態
つまりストレスを感じていないのです。
この仕組みを説明
偏桃体はストレスを検知するところ
ストレスがかかると、不安や恐怖
怒りという感情を生み出します。
なぜかというと自分が危険な状態に
おかれているからです
偏桃体がストレスを感知すると
体は色んな変化が起こります
呼吸、心拍、交感神経、血圧
これらがアップします。
これは本能なので止められません
呼吸中枢との関係は、上記4つの中で
自分で何とかできるもの、ありませんか?
気付いている人もいるかと思いますが
自分で何とか出来るのは、呼吸です
呼吸の数は下げる事ができる。
扁桃体が危険な状態になっている時に
隣にいるのが呼吸中枢、これが偏桃体に対し
大丈夫だから安心しろ、という合図を送る。
そうすると偏桃体が活発になるのを鎮め
心拍や交感神経、血圧などのアップしたものを
段々と落ち着かせていく。
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呼吸でストレスを減らす世界の取り組み
海外では広く取り組まれている
アメリカでは数千万人が呼吸回数を
減らすトレーニングを受けているという。
週2回、90分間呼吸を減らす
トレーニングを6週間続けたら
ストレスが3割も減ったという。
また、呼吸回数が体質を変える可能性も
あるのでは?と考えられている。
腸に炎症を起こした人に呼吸を減らす
トレーニングを半年間行うと
腸の炎症マーカーたんぱく(CRP)の
数値が15%もダウンしたのです。
腸内の炎症は投薬治療をするのが非常に困難
しかし呼吸をゆっくりにしたおかげで
症状が少しではあるが改善した
深く息をする
それだけで体中全てが強くしなやかに
変わっていくとのこと
これはまだ研究段階です
自然と呼吸回数が減る肺ストレッチのやり方
肺というのはいってみればただの柔らかい袋
自分で縮んだり膨らんだりできません
それをするのが横隔膜と肋間筋が
周りから肺を膨らませたりしぼませたり
しているのです。
東京有明医療大学の本間生夫先生の話では
胸の所にある胸郭という部分
胸郭が広がることで肺に空気が入る
この胸郭を動かすのは脳から指令を
出してもらえないと動けないので
脳から収縮しなさいと指令をもらい
それで息を吸いなさい、吐きなさい
という一連の呼吸が出来るようになっている。
しかし、胸の筋肉が硬くなっていると
胸郭の動きが悪くなってしまい
呼吸が浅く速くなってしまうという。
吸う筋肉のストレッチ
胸の前で手を組み
手を伸ばしながら息を吸う
手を戻していきっくりと
息を吐いていきます
3回位繰り返し、1日に何回も行う。
吐く筋肉のストレッチ
後ろに手を組み、手を伸ばしながら
息を吐いていきます。
そして息を吸っていく
腕をこのあたりの位置に戻します
やっていくと段々と肺機能も
良くなっていくそうです。
最後に、走っている時は鼻から呼吸を
しなさいといわれたことないでしょうか?
この鼻呼吸には意外な効果があることがわかった
広島大学の竹野幸夫先生の話では
鼻とその周りの副鼻腔でたくさんの
一酸化窒素が作られている。
血液の流れをよくして血液循環の調節に
大きな役割を果たしている
鼻呼吸をした後に一酸化窒素を計測すると
普段よりも多く計測されたが
更に鼻歌を1分やっただけで再び計測すると
鼻呼吸よりも増えていたのです
毛細血管の血流改善にも一酸化窒素は
注目されていますので
これはやってみると良いかもしれませんね。
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