2016年7月2日放送の土曜プレミアム
知られざる脳の真実という番組をまとめました
ある女性の病、クライネ・レビン症候群について。
通称眠れる森の美女症候群とも言われている。
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眠れる森の美女症候群とは?
脳の異変が引き起こす病は、この女性を
数週間から数ヶ月の眠りを引き起こします。
この病を患い既に6年が経過している。
母親の説明によると初めて症状が出た時は
なんと半年も眠り続けたそうです。
現在では年間で200日以上眠るようです。
名前はベス・グーディアさんといいます。
取材時は症状は収まっていました。
病気になってからは外出することがなくなりました。
発病は突然襲ってきました、16歳の頃で
学校もそれが原因で退学することに・・・
ひとたび眠気が出ると言葉遣いが幼くなったりする
母親は遺伝的な問題があったのでは・・・と
自分を責めてしまっている・・・
なんとか治ればいいのですが。
この眠れる森の美女症候群(クライネ・レビン症候群)は
100万人に一人の病と言われている極めて
まれな病気でもあります。
未だ原因は不明な部分がほとんどの病
発病は思春期が多く、脳の炎症が関係している
ということはわかっていますが、その殆どの原因は
わかっていません。
取材時のベスさんは症状が収まっていたのですが
恋人と好きなアーティストのライブの翌日
症状が現れてしまいました。
その時の表情には覇気がなくて、1人では歩くことすら
ままならない状態にまでなっていました。
そして激しい眠気に襲われる。
自宅に戻るとそのまま眠りました・・・
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脳の検査をしてわかったこと
ある日脳の検査をするため病院へ。
夜感睡眠ポリグラフ検査、PETスキャンに
認知機能、免疫機能、肝機能や腎機能
甲状腺や血液、DNA検査などをしました。
検査の結果、左側の側頭葉と後頭葉の間に
小さな問題が見つかりました。
視覚と側頭皮質の接合部。
ベスさんの脳は働きが落ちていて、左右対称に出る
ものも左脳だけは反応が悪かったり
また発症時には様々な部分に異常が出ていると
考えられています。
例えば記憶が混乱し現実感を失う場合
記憶や注意力に関わる側頭葉と、視覚に係る
後頭葉に異常が出る。
他にも幼児のような言葉遣いに鳴るのは
行動や感情をコントロールする前頭葉に異常がでているため。
最後に過剰な睡眠に陥るのは、脳の中枢といえる視床
これは脳全体に間隔を伝える部分、ここに炎症が起こると
間隔がおかしくなり眠りに引き込まれる。
しかし医師は治る可能性はあるといいます
炭酸リチウムによる治療が一番効果的だとのこと
副作用でニキビは出るようです。
炭酸リチウムには脳の炎症を抑える作用がある。
この治療で回復に向かったケースも有ったようです。
続きます。
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