8月4日放送の今でしょ講座、脳梗塞・痛風の予防と対策。
痛風って聞きなじみがないですし、一体どういう症状が
あるのかっていうのも、私はよくわかってない感じです。
痛風と脳梗塞に共通しているのは、夏の汗・・・どういう事でしょうか。
続いては痛風について。
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痛風とは?
尿酸の濃度が高くなると起こる病気です、発汗で体内の尿酸の
濃度が高くなるので、夏に多いと言われています。
しかも、この20年で3倍にも増えているそうです。
また、再発率も高い病です。
だけど痛風がどうして手足が痛くなるのか?
これってわからないですよね、はっきりと。
まずは正しい知識を学んでいきましょう。
講義してくれるのは、虎の門病院 桑原政成先生です。
・尿酸とは何か?
A エネルギーの燃えカス
B 酸化した尿
答えはAです。
そのエネルギーって何だ?という事になりますが、これはプリン体です。
プリン体が代謝された最後の形がプリン体。
尿酸は尿の中だけではなく、体全体にあるんです。
それが多いと痛風になる恐れがあるんです。
痛風になる原因は、体の中の尿酸の濃度が上がりすぎる事が原因。
濃度が上がりすぎる過程というのは
汗を多くかく⇒体の水分がぬける⇒血液が濃くなる⇒血中の尿酸濃度が上がる
という過程を経て、痛風になります。
今でしょ講座のたとえでは、ビーカーに入れた水を体内として例えていました。
そのビーカーへ、大量の塩や砂糖を入れてみましょう。
量が多くて溶けていくことなく、底の方で溶けきれない分が溜まりますよね?
これが体内でも同じように起こっているんです。
この砂糖や塩を、今度は尿酸と思ってみましょう。
尿酸が底に溶けきれない分が溜まり結晶となっています。
この底の部分を人間の体に当てはめると、手や足の関節という事になります。
この体に溜まった尿酸の結晶がはがれおちることで、凄い大きな炎症がおきて
激しい痛みを伴います。
この結晶のはがれこそが痛みの原因、そして手足の関節のふくらみとなるのです。
また、この尿酸の結晶がはがれおち、有害なものだと思い白血球が攻撃をしますが
白血球はこの結晶を退治することが出来ず死滅して、その死滅部分から
痛みの原因になる物質を出し続ける、という事になるんです。
だからこそ、尿酸を体に貯めないことが大切ですね。
尿酸の元はプリン体です。
プリン体を食事で摂りすぎると、尿酸値が上がり痛風になるリスクが上がる。
ここで問題
第1問
・回転ずしのネタでプリン体が多いのはどっち?
A イカ
B いくら
答えはイカです、いくらの40倍以上あります。
第2問
・プリン体が多いのはどっち?
A ビール
B にぼし
答えはにぼしです、なんとビールの100倍以上もあるそうです。
食品中のプリン体の量を比較するとこういう感じ。
プリン体は夏に摂りすぎるのがよくない、体内の水分が
汗などで排出してしまい、体内の水分が少ない状態でプリン体が
入ってきたら、とてもじゃないですが体では処理ができません。
自分が脱水状態であるかわかるチェック法
どこで判断するのかというと、舌で判断します。
舌の真ん中の筋を先生は見ていて、舌の真ん中に亀裂があると
脱水症状気味だそうです。
朝、歯磨きをする前にチェックしてみましょう。
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名医がやっている夏の痛風予防法
・ラーメンなどのスープは飲み切らない
スープに煮干しなどのプリン体が溶けだしているから。
プリン体は水に溶けやすいんです。
痛風持ちの人は注意しましょう。
・尿をアルカリ性にする
尿酸は腎臓から排出されるが、アルカリ性だと尿酸は
溶けやすいし、排出もされやすいようです。
アルカリ性の食品を食べる事が大切です。
海藻、大豆、根菜類、お酢が代表的なものです。
ヒジキの煮物やもずく酢なんかはいいようです。
自分で調べるにはPH試験紙というものを購入し
檜色のようになると酸性、緑から青でしたらアルカリ性です。
・1日コップ1杯低脂肪牛乳を飲む
飲むことで、痛風を抑制するという最近の研究で報告があったため。
アメリカの研究で4万7千人を対象に12年間調査した結果、毎日低脂肪牛乳を飲んでいた人は
なんと43%も痛風のリスクを減らしたと。
乳タンパクが尿酸を促しているのではないかと考えられています。
痛風の潜在的な患者さんって、全国に1千万人いるのではないかと
言われている、きちんと予防していきましょう。
以上となります、読んでいただきありがとうございました。
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