2016年10月4日放送の今でしょ講座、今回は
3時間SPで日本が世界に誇る医師5名が
それぞれの分野の最新医療を講義してくれます。
次は胃のスーパードクター、古河洋先生。
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胃がん手術最後の駆け込み寺といわれる理由
古河洋先生の所属する病院
年間5万人の人が、胃がんで命を落としています
特にスキルス胃がんは5年生存率は10%台
このスキルス胃がんの生存率を
上げようとしているのが古河先生なのです。
スキルス胃がんは胃の表面に出ることなく
胃の内部で広がっていくので、胃カメラでも見つけにくい
見つかった時は、時すでに遅しというくらいに
拡がっているというとても質の悪いがんなのです。
生存率を5倍にあげるため、ある方法を試みました
通常の進行性のがんの場合、抗がん剤と手術でどうにか
しようとなるのですが、スキルス胃がんの場合はそうはいかず
抗がん剤も使いつつ放射線治療と手術を行います。
なぜ誰もこの手術をしなかったのか?
放射線治療はがん細胞を焼いて死滅させることが可能
(もちろん正常細胞も傷つけてしまいます、かなり)
その後焼かれたがん細胞から再発を防ぐため手術で取り除く
なぜ誰もやらなかったのかというと
放射線治療は食道や肝臓など動きの少ない臓器に主に使われて
胃の場合、動きがあるので適切ではないとされていた。
そこで古河先生は胃の動きと連動し放射線を
当てることができる機械を開発したのです。
これでスキルス胃がんの手術ができるようになり
臨床試験中ではありますが、5年生存率を10%台から
50%台まで引き上げることを目標としています。
もちろんこの治療は日本で初めての治療
欧米では胃がん手術前に、放射線治療を受けるのが
ガイドラインに記載されているそうです。
スキルス胃がんの人に放射線をあてたのち
手術をしてがんに侵された部分を取り除くとのこと
全国から患者さんが殺到しているそうです。
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古河先生に質問
・最新の検査機器は開発されないのか?
自走式カプセル内視鏡といい、自分で泳いで
胃の中を撮影してくれるそうです。
しかも、外部のコントローラーを用いて
自在に動かす事も出来る、これは凄いですね。
次に折り紙ロボットという機械、体内に入ると
くしゃくしゃに丸まり体内を泳ぐ
これが薬を直接つけることが可能なんだそうです。
もちろん研究段階です、しかも体内で自然消滅する。
・胃がんの主な原因は?
99%以上ピロリ菌といわれている、ピロリ菌は
人間の体を癌から守る遺伝子を変異させる力を
もっているのです。
高齢者の方がピロリ菌に感染している人が多く
若者にはあまり見られない菌だそうです。
もちろん除菌も出来ます。
・ピロリ菌を減らせる食べものは?
3つあって
・ブロッコリー
・キャベツ
・緑茶
などがピロリ菌を減らすことができるそうです。
また胃の養生法としては食事をゆっくり食べる
1食30分位かけて食べるようにしましょう
食後横になると食べ物が溜まり胃に負担を
かけてしまうので、食後30分程度は
ごろごろしないように心がけましょう。
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