2016年10月4日放送の今でしょ講座、今回は
3時間SPで日本が世界に誇る医師5名が
それぞれの分野の最新医療を講義してくれます。
最初は腸のスーパードクター、加藤友朗先生。
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ドクターXでも使われた実話の手術
手術不可能と言われた、その手術というのは
『腫瘍切除のために6つの臓器を取り出し
腫瘍を取り除き体内へ戻す』
ヘザーちゃんという女の子が、この病を患ったのですが
どういう病なのかというと、内臓が機能しない病。
その原因は腹部に出来た腫瘍、その間もどんどん
腫瘍は巨大化していきました、理由は栄養を腫瘍が
横取りしてしまうからです
そしてヘザーちゃんは体重が激減していきました。
では腫瘍を取り除けばいいじゃないかと思いますが、この
腫瘍のある場所がとても厄介なところで
内臓の血管に絡みつくように腫瘍があったのです。
世界中でこの手術は無理と言われていた中
加藤先生だけがこの手術をすることに。
加藤先生は既に1000件以上の移植手術をこなしていて
勤務されている病院も、世界屈指と言われている
コロンビア大学に所属している世界屈指の名医。
そんな加藤先生が行ったことが、上記で伝えた
前代未聞の手術、周りの医師からも反対の声がありました
しかし説得をして手術を行う事に。
最大の難関は、元あったように血管を縫い合わせる事
しかし23時間という時間をかけ手術は成功
女の子は現在も元気で暮らしています。
加藤先生の手術は全米でもかなり有名な話として
語り継がれているそうです。
加藤先生の手術を受けたい場合
かなり忙しい方でしょうから、コロンビア大学へ
行かないと恐らく無理なのではないでしょうか
おまけに世界中から予約も入っているでしょうから
何年待ち、という事も考えられますね。
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加藤先生はどうして引き受けたのでしょうか?
悪性度が低く、完治の可能性が高い腫瘍でもあり
助かると思い手術をした、内臓の摘出に関しては
移植専門のお医者さんでもあるように、臓器を取り出すことは
何度も経験していて、そしてドナーからの臓器を体内に入れる
という事も当然やったことがあるので、発想さえ切り替えれば
技術的にはほぼ確立されていたのです。
最大のポイントは血管を元に縫い直すという最大の難関
判断が難しかったと当時を回想していましたけど
それでもできると信じたのでしょうね。
万が一のことを考え、女の子のお父さんの肝臓を
移植するという事も考えていたそうです。
加藤先生へ質問
・臓器を体外に出すとどうなるのか?
臓器が体外で持つ時間は10時間は大丈夫とされている
しかし取り出した患者さんは大丈夫じゃないので
急いで戻す必要があり、3時間以内で戻さないと
危険な状態となるようです。
また血管を縫い合わせる技術も本当にすごい
0.04㎜の糸を使い、0.5㎜間隔で縫合していく
・・・もう人間じゃないですね(笑)
・腸に関する新発見
腸内細菌の事についてわかってきたことがあり
便移植法などの事についてですね。
これは私のサイトでも腸内細菌の事についての
記事がありますので、ご参照ください。
加藤先生はコンブチャをお勧めしてました。
一つの栄養にこだわらず様々な栄養を体内に取り入れましょう。
・iPS細胞で一番最初に出来る臓器は?
加藤先生の見解では、肝臓が一番早いのでは?
とおっしゃっていました、肝臓の面白い所は再生をする事
切除手術をしても、2か月くらいすると大きさが元に戻るそうです。
しかし肝臓の再生能力が高いといっても死んだ部分の再生は
難しいとされています、肝硬変になると再生は出来ないと。
それをiPS細胞で何とかできないかと日々研究されている。
・加藤先生は手術の訓練をすることができるのか?
この訓練はやっていないそうです、やっていることは
手術の助手をしたりして腕を磨いていったとのこと。
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