NHKスペシャル、認知症社会問題をどう解決していけばいいのか?

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NHKスペシャル、認知症社会問題をどう解決していけばいいのか?
2017年3月26日放送のNHKスペシャル、今回は
認知症についての特集です
今後増加をすると言われている認知症患者と
認知症ではない人と共に安心して暮らせる
方法というのはあるのでしょうか。

 

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認知症予備群と認知症の方、2025年には・・・

なんと1300万人にものぼると言われている
65歳以上は3人に1人が認知症、および予備軍となる
つまり認知症社会となっていく。

 

もう既にその兆候は出ていて、認知症を患った方の
徘徊し行方不明者は1万人以上
といわれています。

 

介護スタッフも不足していると言われている
2025年には38万人もの人手不足が起こる。

 

もう認知症社会がやってくる・・・他人ごとではない
今後どのような対策を取ればいいのでしょうか。

 

2025年にどんな社会が到来する?

専門家は様々な事態が起こることを計測する
・交通事故 
高齢ドライバーの交通事故は問題になっていますよね
その中でも認知症や認知機能の低下の方がなんと5割も。

 

高速道路の対向車線へ間違って入り込むのも
1割は認知症の人だと言われています。

 

救急搬送でも同じことが起こっていて、現在は12人に
1人が認知症患者と言われているが、2025年には
12人に3人から4人が認知症を患っていると試算。

 

次に施設、2025年には施設が足りなくなり
介護職員も38万人不足、そして認知症の人の面倒を
みるために退職をしないといけない人が現在と比べ1万人も増加

 

特に心配されているのが支え手のいない
認知症患者、独り暮らしの人ですね
現在は96万人といわれているが、2025年には
144万人になると試算
している。

 

孤独死といわれていることが今後増加していき
更には、山、川、路地で亡くなるという
事だって起こりえないことではない。

 

高齢者の人の話を聞くと
・息子たちには迷惑をかけたくない
という声がありました。

 

また介護施設でも、とにかく人が集まらない
という切実な苦悩をおっしゃっていました
確かに今の若い人で、介護施設で働こうという
人がいないわけですからね
もしくは入ったはいいが、労働がきつくて
辞めていくというのも多そうです。

 

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軽度認知障害の状態で止めないといけない

認知症とその予備軍の人は増えていく事は確かなので
この予備軍の部分、軽度認知障害の所で
歯止めをかけないけません。

 

軽度認知障害の時に見つけることが出来れば
認知症患者を増得ていく事はないと考えられる。

 

フィンランドでは、軽度認知障害の患者を集め
・週3回早歩きなどの運動
・野菜や魚を多く取る
・記憶力を使うゲーム

これらを数か月行ったら、認知機能が25%アップしたという結果が出た。

 

愛知県でも、運動療法は行われている
その場歩きをし、3の倍数だけ手を叩く
という事を行ったら、認知機能は若干向上している。

 

早期の対応がカギなのですが、高齢者はどうしても
認知症であるという事を認めたがらない
自分がそんなはずない・・・って思ってしまう
なので静かに認知症へと進行していく。

 

高齢者に認知症だとわかってもらうには?

埼玉県幸手市では、お年寄りに認知症の検査を受けてと
いってもなかなか行ってくれない、しかし
自然に高齢者が集まる場所で、医師がそこへ赴いて
検査をするという事をするようになりました。

 

更に一歩進んで、その高齢者を集める場を
作ってしまうという取り組みも行われている
キャバレーのような場を作り、ホステス役を
しているのが、看護師や作業療法士の人
これはうまくやりましたね。

 

認知症という病気の名前をクローズアップさせず
自然に診ていくという事が重要ですね。

 

しかし認知症のイメージってとても悪い印象で
患うと終わり・・っていう印象があります
大丈夫だよ!っていう言葉を出せない現状がある。

 

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独り暮らしの認知症問題

都内の1人暮らしの女性、すでに認知症の兆候が
みられて一時、路上で倒れたという事がある

 

独り暮らしの認知症でリスクがあるのは
持病の薬を飲み忘れてしまうという事
これで命に関わる事が起こる可能性があるため。

 

それを何とかしようということで
定期巡回随時対応型訪問介護、というシステムが
既に都内で始まっており、医療行為は
看護師さんが行い、ケアマネージャーさんが
生活を見てくれる。

 

しかし訪問回数を増やしても賃金は増えない
そのせいで赤字の会社が多いと言われています。

 

オランダのある仕組みが注目されている
日本では分担されている介護の仕事を
オランダでは看護師の人が1人ですべて行う。

 

これを行う事でコストの問題が解決
そして何ができるか、という事がわかるので
出来る事は認知症患者にやってもらうようにしている。

 

更に散歩などは地域のボランティアに任せる
そうする事で担当する認知症患者を看護師さんが
受け持つ人数を増やすことができる。

 

大変ではあるが、なんと従業員満足度が
オランダン全体で第1位と言われている
このように認知症患者の面倒をみていく事で
達成感が出ているからとのこと
給与水準は日本と同じなのに、です
やりがいというものがいかに重要か、ということですね。

 

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