2017年12月8日放送の人生レシピ
今回はひざ痛の特集です
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50代、60代の女性に多い変形性膝関節症
73歳女性は初期の変形性膝関節症に悩んでいる
変形性膝関節症は、簡単にいうと
膝の軟骨がすり減って炎症が起きて
痛みや腫れが出る疾患です。
重度の変形性膝関節症になると
歩く事すらままならない状態になる。
女性には変形性膝関節症になる事に覚えがあり
5年ほど前は肥満体型で、ご主人の
介護などをしていて、その影響で
変形性膝関節症になってしまったのです。
現在は湿布やサポーターを使用している
しかし気休め程度にしかなっていない
女性は外出が好きだったのですが
膝の影響で引きこもりがちな状態に
膝の事を考え、杖を購入しています。
こんな人は変形性膝関節症に注意
・50歳以上
・肥満
・筋力低下
・O脚、X脚
等があります。
女性は違う病院で診察を受ける事にした
この放送のゲストで呼ばれていた
帝京大学医学部の中川匠先生の病院です
かかりつけ医には治らないからしょうがないと
言われていましたのですが、なんとか
治したいためです。
中川先生の病院では、膝を少しずつで
いいから動かしていこうと言われました
どうしてかというと、変形性膝関節症を
患いひざの軟骨がすり減り、その破片が
関節に刺さったりして痛みをだす。
この場合、当然免疫システムが働き
破片を除去してくれるのですが
取れた後でも痛みを引き起こすことがある。
それはどうしてかというと、動かさないため
動かさない事=異常ととらえて
免疫細胞が活性化し炎症が続いてしまうのです。
反対に膝関節を緩やかに動かすと
炎症は和らいでいくのです。
寝転んで膝をゆっくり立てたり下ろしたり
椅子に座りながら、ひざから下をゆっくりと
ブラブラと動かしたり、という簡単なものでよい。
また大臀筋や大腿四頭筋を鍛える事も大切
足上げ体操
仰向けに寝て片方のひざを立てる
反対の足のかかとを遠くへ押し出すように
10㎝から30㎝あげる
そこで5秒間停止させて下ろすという体操
20回を1セットとして、1日3セット行う
大腿四頭筋を鍛えるのに効果的。
横上げ体操
横向きになって上側の足をゆっくりと持ち上げる
足の高さは床から10㎝から30㎝です
足を上げたりする運動も秒数や回数は
足上げ体操と同じです
中臀筋がターゲットになっている。
きちんと続けていくことによって
膝への負担が段々と減っていくとのこと。
女性の場合ですが、1週間ほど体操をしたら
膝の痛みはほとんどなくなったようです
椅子を使ったひざ痛対策体操
椅子に浅く腰掛ける、片足をのばしたまま
5秒間キープ、反対側の足も行います
1セット20回、1日3セットやろう。
続いてはスクワット
高齢者は浅くお尻を落としていっても
構いません、1セット10回
1日3セット行う。
続いて70代の男性
元々O脚気味だった、そして変形性膝関節症に。
両脚のひざの内側は軟骨がすり減り
骨同士がぶつかっていました。
歩き方をみるととても不自然な状態で
足を着地させていたのです
それを改善するために中敷きを使用。
足底板ともいいます、足の重心が
足の外側に持っていけるので
これでひざの内側の負担が減り
より自然な歩きをする事が出来る
保険適用で作ることができます。
重度の場合は手術で人工膝関節を入れる
重度の変形性膝関節症を患った場合は
手術を受ける事も検討されます
その手術を受けた女性は、ひざ関節を
人工関節に取り替えました。
すると痛みは全くなくなったそうです
歩く姿もとても軽やか!
手術を受けた後はリハビリが必要
その期間も1年間程度行うとのこと。
膝が曲がる様になってからは
足の裏にスケートボードを置き
それを滑らせていく、それが120度まで
滑らせることができないと
退院は出来なかったそうです
これは病院によって変わってくるかもしれません。
リハビリを一生懸命頑張った後は
すたすたと歩けるようになり
そして自転車も乗るようになりました。
人工膝関節手術を入れられない人もいます
・糖尿病患者
・認知症を患っている
という方は受けられないこともある。
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