血管の動脈硬化の原因は?

ここ数年血管についての特集が頻繁にテレビでも
取り上げられるようになってきています。
どうしてか?そこには病の死因ランキングが
大いに関係している他なりません。

 

私のサイトにも血管についての情報が
溜まってきていましたので、そこでうまくまとめて
下記で紹介していこうと思います。
血管の動脈硬化に不安のある方は、ぜひとも
目を通していただければと思います。

 

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血管性疾患は日本で2番目の死亡原因となっている

血管性疾患とひとまとめにしましたが、心筋梗塞や
脳梗塞もこの中には含まれています。
特に、がんは28%の死亡率ですが、血管性疾患も
負けず劣らずの25%もの死亡率となっているのです。

 

また血液がきれいじゃないせいで、がんの発症リスク
糖尿病の発症リスクが
あがるとも一部ではありますが言われたりしています。

 

ではこの血液、そして血管を健康的に保つためには
どうしていけばいいのか?
その前に動脈硬化やドロドロ血管にどうして
なってしまうのかというメカニズムから
説明していく必要があります。

 

血管ってどういう構造なの?

血管は3層になっていて、それぞれに役割がきちんとあります。

外膜 血管を保護する膜
中膜 血管を収縮、拡張させる筋肉
内膜 この上に薄く内皮細胞が覆われている

 

若い時の血管はゴムホースのようにしなやか
たとえ血圧が上がろうとも、この血液の流れの速さにも
柔軟に対応することができます。

 

しかし加齢で血管というのは硬くなっていきます
動脈硬化が起こると血管の中膜が硬くなります
となると、中膜というのは血管の筋肉の拡張収縮をする
役割がある部分なので、硬いせいで柔軟な動きが
出来なくなりますよね?

 

しなやかさがないため、血流に対して柔軟性がなく
血管は傷がついてしまう、これが動脈硬化という状態

 

柔軟な動きが出来ないという事は、例えば食事をして
血圧が上がり血流が早くなった時、血管が柔軟だと
その時々の血流の状態にあわせて血管が収縮し
血管を広くしたり、狭くしたりという様な
コントロールが中膜で行える。

 

しかし血管が動脈硬化を起こしているという事は
この柔軟な動きが出来ないという事になる。
血流が早い時も血管が広がるわけでもない。
それだけ血管に負担がかかってしまうのです。

 

特に重要なのが内膜。
血管が弱くなってしまうのはほとんどが
内膜から始まるといってもいいかもしれません。

 

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内膜はどのようにして傷がついてしまうのか?

食の欧米化としばしば言われ久しい現在の日本
魚よりも肉、揚げ物などを食べる習慣が昔よりも
多くなってきているのが現状。

 

この肉や揚げ物の中に多く含まれているのがご存知
コレステロールです。
コレステロールは2種類あるというのもどこかで
聞いたことがあるかもしれません。

・善玉コレステロール
・悪玉コレステロール

善玉コレステロールという名前だけあって
これは血管に悪さをするようなコレステロールでは
ありません、厄介なのは悪玉コレステロール
しかしたくさん血液内にいれば、という条件付きで
適度な数だと血管を修復する作用があります。

 

内膜の上にうっすらある内皮細胞の
役割について簡単に紹介
・血管から栄養や水分をとりこんでくれる
・血管を広げてくれて、一酸化窒素を分泌
・血が固まるのを防いでくれる
・中膜にある平滑筋という部分に指令を出してくれる
・コレステロールなどが血管に堆積するのを防ぐ
・出血した場合、血小板を集めて止血
・傷ついた血管壁を修復
・新しい血管を作る

というような役割があります、血管の要といっても
過言ではないですよね。

 

動脈硬化の分類

動脈硬化といってもいくつかのタイプがある。
・細動脈硬化
高血圧によって3層全体がもろくなっていて
血管が破れやすくなっている状態
これは細い血管で起きやすい。

 

・粥状動脈硬化
コレステロールなどの脂肪(プラークなど)が
血管を細くしていき狭くする。
太い血管で起こりやすい。

 

・中膜硬化
中膜にカルシウムが溜まって硬くなり血管が
やぶれやすい。

 

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悪玉コレステロールが血液中にたくさんいるとどうなる?

例えば肉類や揚げ物を制限なく長期間たっぷりと
食べまくったとしましょう。
その時血液中では、何が起こっているのでしょうか?

 

血液の中には、先ほども言った2つのコレステロールが
うじゃうじゃ血液内を泳いでいるようなものです。
食後は血圧も上昇しているので、血液の流れも速い。
そうなると血管の内膜を傷めてしまいます
加齢も関係しますが
血管の内膜に悪玉コレステロールが侵入してきます。

 

こりゃえらいことですよね
しかし、人間の体には白血球があり悪玉コレステロールが
内膜に侵入するとやっつけてくれます。

 

しかしここがとても残念なところで・・・
白血球が悪玉コレステロールをやっつけたとき
そこで白血球も死滅してしまい、そこには
小さな脂の塊を残してしまう
これがよくいうプラークというもの

 

これが1つ2つくらいだと内膜に影響はないのですが
内膜に悪玉コレステロールがたくさん侵入してくると
どうなるでしょうか?

 

当然盛り上がってきます、この内膜の中では
白血球が悪玉コレステロールと戦いを繰り広げて
いるわけですからね、そして死滅するとプラークを生む。
数が多いほどプラークもまた増えてくる。
このプラークの重なりが血管の内膜を盛り上げていくのです。
そして大きなプラークを作り上げる。

 

このプラークが出来たことで血管内の血液の流れが
少し変わってくる、血管内が盛り上がったことで
血液がぶつかっていくわけですからね。

 

仮にプラークが血液の流れで傷ついたとしましょう
そうなると出血を止めるために赤血球が集まってきます。
そうなるとよく聞くあるものができます、血栓ですね。

 

その血栓が取れてしまい血管を詰まらせてしまうと
心臓付近で詰まると心筋梗塞、脳の血管で
詰まると脳梗塞、という重大な疾患になってしまうのです。

 

動脈硬化を自分で確認する方法はないのか?

血管は自分で見ることが出来ませんので、ここに
動脈硬化があるな、って出来ません
ですがいくつか確認できる方法があります。

 

1 耳たぶにしわがないか?
耳たぶには末梢血管が多く存在します、動脈硬化で
血流がよくないと、耳たぶの末梢血管には
血流が来ない、そうなると耳たぶにシワができます。
耳たぶにシワがある人は、ない人に比べ
血管性疾患が3倍になるとも言われております。

 

2 まぶたに脂肪腫
まぶたに脂肪腫が出来ると、家族性の脂質異常症
高脂血症の人たちによくみられる所見だそうです。
黄色いしこりのようなコブがまぶたにでてきます。

 

3 足の血流
足の血流は左右均等に流れているのですが、動脈硬化
などで脚の血流が悪くなると、爪の伸び方が違う
毛の生え方も違う、足の太さも違ってくるようです。
少し歩いただけで、だるい痛いがあると
閉塞性動脈硬化症の兆候とも言われている。

 

4 アキレス腱の太さ
アキレス腱の太さが1.5㎝以上だと動脈硬化が
進んでいるのではと言われる
中には2㎝以上というお医者さんもいます
普通は太くなることがない部位なんです。

 

この4項目でもし
思い当たる症状があれば、一度病院へ行きましょう。

 

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40代や50代、働き盛りと呼ばれるこの時期が重要

当然若い時から血管に対するケアができていれば
何もいう事はありませんが、出来ていませんよね?
私だって完ぺきになんてできませんし、好きな食べ物
好きなように食べたいです。

 

その血管の衰えが始まるのが40代から始まると
言われているので、この年頃になってきたら
血管の事を気にしだしてもいいんじゃないでしょうか。

 

40代50代といえば働き盛り、家庭を持っている人
お子様がいる方、お子様が成人していない場合は
まだまだ踏ん張らないといけません、なので
その半ばで血管性疾患で命を脅かされている
場合ではないと思います。

 

次からは血管を若返らせるためにはどうしたらいいのか
という事に関して紹介していければと思います。
次ページ、血管若返りに必要な食事と運動

 

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