2017年3月28日放送のすご腕の専門外来は4時間SP
名医が登場して色々な病気や症状を緩和させる
情報を教えてくれます
続いては目の疾患について。
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飛蚊症を侮らない!
白内障と緑内障の他にも、目の失明に関わる病がある
大阪府高槻市にある、おおしま眼科クリニック
大島佑介院長の話では、目の失明に関わる病に
飛蚊症をあげています。
視界に糸くずのようなものが現れ、まるで蚊が
飛んでいるように見える症状、どうしてこのようになってしまうのか?
飛蚊症になってしまうのには、硝子体という部分が関係していて
健康なら透明なゲル状で外からの衝撃に対してクッションの
役割を果たしてくれます。
しかし加齢とともにゲル状の組織はだんだんと液状化してきます
そして組織が崩れていき、その一部が浮遊物となって分離し
目の中で漂うようになる。
眼科検診の広角観察レンズという機器を使って調べることができる
飛蚊症には、点状、虫状、糸くず状、円状などがあります
多くは問題がないのですが悪い飛蚊症もある
放置すると失明に繋がってしまう。
その悪い飛蚊症を患った55歳の女性
失明に繋がる病気にかかっていると診断され
大島先生の病院を紹介された、飛蚊症はずいぶん
昔からあったようです。
しかし3日前に突然視界の上側が黒くなったのです
一体この病気はなんなのか?それは網膜剥離の
前兆の可能性があることを言います。
網膜剥離というのは、網膜は色や形、明暗を識別する役割がある
それがはがれてしまう目の疾患です。
このケースというのは珍しくないようで、硝子体のゲル状が
液状化していく過程で、そのゲル状だった時に網膜と
癒着が激しい所は、網膜もはがれてしまう
その時に出た微量の出血や細胞成分が飛蚊症となって現れる。
更に硝子体のゲル状が液状化していくと、網膜の裏に
入り込んでいってさらに剥離が進行してしまう。
大丈夫な飛蚊症と悪い飛蚊症を見分けるには?
・飛蚊症が多くなった
・濃くなった
・少し暗い所でも飛蚊症が見える
これらが悪い飛蚊症のタイプです。
大島先生は日帰り手術を行っているようです
昨年の執刀数は2千件以上、どういう手術を
行っているのかというと、0.5㎜の針を目に打ち込み
穴をあけてオペ器具を入れて、そして浮遊した硝子体を
除去していく、次に比重の大きい液体(パーフルオロカーボン)を
眼内に注入し網膜を眼底に押し戻していく
最後にガスを入れて網膜を貼りつけて終了です
手術時間は40分程度。
手術を受けた女性は、1週間後には普通通りの
生活ができるようになったそうです
近視の人が悪い飛蚊症の発症率は高いと言われております。
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