2017年2月23日放送のスーパープレゼンテーション
(アメリカのTEDという番組)で
遺伝子の特集をしていたので、興味を
搔き立てられたので記事にしました
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最先端のゲノム研究で目指すものは?
遺伝子はA、T、G、Cという4つの英語で表される
ナビゲーターは、マサチューセッツ工科大学の
MITメディアラボ署長、伊藤壤一さんと
スプツニ子!さんが教えてくれます。
ゲノム解析の第一人者でもある、クレイグベンターさんは
世界で初めて自分のゲノム情報を公開しました
そのベンダーさんが立ち上げた会社
ヒューマン・ロンジェビティーの
リッカルド・サバティーニさんがプレゼンターです。
人を組み立てるための原子、というものは一体
いくつ必要なのかを調べてみると
タイタニック号の容量×2000倍という結論が出た
それだけ人の情報というものは莫大である。
人類がDNAというものを始めてみたのは1950年
女性科学者フランクリンが、DNAを結晶化し写真を撮った
それから解読するまでには40年以上かかりました。
そして4つの英語が出てきました、冒頭で伝えた
A、T、G、Cですね
人を作り出すにはこれが30億個必要。
クレイグベンターさんのすべてのゲノムを書き写した
書物があるのですが、ページ数は26万ページで
重量はなんと400㎏を超えています・・・
ゲノム研究でわかってきたこと
そこでわかったことは、人類で個性という人それぞれの
ちがいというものは、たったの500ページだけで
残りのページは全て同じという事。
そこでクレイグベンターさんは、将来訪れるであろう
オーダーメイド医療の研究を始める事に
ゲノム情報、そしてデータを駆使して集めた
人の部位の情報、そしてその両方は変換がなされている
ゲノム情報がどうして、その生物の部位に変換され
そして解析されるか?という事です。
関連付ける事というのは簡単な事ではありません
この研究で最初に手を付けたのは、身長や体重などの部分
研究の結果、身長は誤差5㎝、体重は誤差8㎏まで
解析できるようになったそうです。
更に、目の色や肌の色も80%以上予想ができ
年齢も重ねていく事で、ゲノムの情報は変化するので
解析していけばいい。
次に顔ですが、顔を決める情報は分散していて難しい
そこでまず顔とは何か?というものを
解析するマシンに覚え込ませる必要がある。
そしてゲノムの配列が確認されてから15年が経って
ようやくいくつかのパターンがわかってきた
現在の解析は、まだまだ始まったばかりの研究で
解析が上手くいっているのは、書物の量でいえば
たったの2%しかわかっていません
今後に注目が集まります・・・
しかしひとたびこの解析が進んでいくと
人類の未来がかかり、そしてオーダーメイド医療
なんていう、こんなことができるようになったのか?
という未来が訪れるという事です。
このゲノムというものはどこにあるのかというと
細胞の核の中にある、らせん状の部分にある
日本でも文部科学省には、ゲノムに関する情報が
公表されています、わかっている分ですが
人の身長や、体内時計、瞳の色、アルコールに
強いか弱いか、血液型について、という感じに。
目指しているのは、顔や体格以外にも
体の仕組みを理解するのに役立つ情報を得るという事。
・人体はどう機能するのか?
・病気はどうやって発生するのか?
・がんはどう進行していくのか?
・自分に合う薬はどれなのか?
という解析を日々研究しています。
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