家庭の医学、目のぼやけで脳脊髄液減少症という病の可能性もある

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12月15日放送の家庭の医学、今回は好評の
セカンドオピニオンSPです、4つの病の本当の
原因を、名医が解明していきます。
最後は目のぼやけの真相です。

 

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若倉先生は画期的な治療科を設立した方

冬場に多くなるドライアイ、そして近視や老眼など
目のトラブルというのは様々あります。
しかし中には、重大な病も隠されています。
視力完全に奪われる病、命に関わる病もあります。
そんな目の名医が東京にいらっしゃるとのこと。

 

井上眼科病院の若倉雅登先生が、目の名医。
病院は東京都千代田区にあります、明治14年に開院しました。
若倉先生は目の画期的な治療法を取り入れた方です。

 

それは、心療眼科と神経眼科というもの。
一体これはどういう事なんでしょうね。

 

一般の眼科の診察は、網膜や水晶体などの目の機能など
目そのものを診ますが、神経眼科の診察は脳から目へ
つながる神経の異常を診ます。
心療眼科では、ストレスなどの精神的な問題を診ます。

 

目の症状があるからと言って、目の病気だとは
かぎらない、その他に原因がある場合もあると
若倉先生はいいます。

 

若倉先生が診た実際の症例を紹介

62歳男性、現在は目に異常はなく日常生活を
送ることが出来ていますが、以前は謎の目のぼやけに
悩まされ生活が一変していたそうです。

 

最初の異変は今から5年前です、男性は当時宅配会社で
ドライバーリーダーを務めていました。

 

異変は配送中におきました、なぜか急に視界がぼやけました。
道路標識が2重に見える感じです。

 

男性はメガネがあってないかもしれないという事で
メガネ屋さんに行ってレンズを再調整してもらうと
よく見えるようになりました。
ですが本当の原因はメガネではなかったのです・・・

 

翌朝直してもらったメガネをかけて色々みてみると
綺麗に見えました、しかし午後に異変が・・・
再びぼやけて見えるようになりました

 

さすがに昨日の今日でメガネが合わないはおかしいので
近所の眼科を受診しました。
しかし異常は見当たらないという結果が・・・
医師の判断では眼精疲労という診断となりました。

 

眼精疲労に聞く目薬を処方されましたが、目薬を
しても効果はなし、男性は疲れがたまっているからと
思っていて、放っておいてしまいました。

 

それから1か月後新たな異変が・・・
首から肩にかけて重だるい痛みが出るようになりました。
ここ数週間続いていた
そうです。
更に異変はあって、運転中に倦怠感が出るように。
しかし、シートを倒して小休止すると、不思議なんですが
だるさや肩の凝りが少し楽になったそうです。

 

もう還暦近いから体が疲れているのだろうと思っていました。
そんなある日奇妙な事が・・・仕事が終わり家で
くつろいでいると、息子さんにはんこがいつもの所に
ないと言われました。

 

男性は玄関に置いたはずと思っていたら、ダイニングの
食器棚の中に入れていたんです

戻していたつもりだったのですが、間違っていたようです。

 

単なる勘違いだと思っていたら、会社でも間違いが
頻繁に起こすようになっていました。
決められた場所に物を置くことが出来なくなっています。

 

そんな男性に更なる異変が次々と襲い掛かります。
会社から電話があり、何をしているんだ!と言われ
時計を見るとなんと昼の12時!
電話が来るまで、気を失ったように眠っていたんです。
更には目の前がゆらゆらと揺れる激しいめまいも。

 

男性は、さすがにこれはおかしいと思い脳神経外科を受診。
MRI検査をしても、脳には特に異常がないとの診断が。
それから様々な診療科を受診しますが、原因は不明。
症状がひどいので仕事は一時休職状態になりました。

 

この男性に一筋の光が差したのは昨年の事。
以前診察してもらった眼科へ再び行った時の事です。
そこで紹介してもらったのが、若倉先生です。

 

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本当の原因は目ではなく、別の場所にある!?

若倉先生のセカンドオピニオンでは、視野検査に
視力検査で目の機能を確認し、それから脳のMRI画像を診る
ここからが若倉先生の真骨頂です。

 

まず神経眼科アプローチをしていきます。
まず簡単なテストを行いました。
一本の赤鉛筆を取り出して、左右上下に動かしました。
これで目の動きを確認するというもの。
これは、目の動きで脳から繋がる神経を見る検査だったんです。

 

動きがスムーズだと異常なし、動きについていけないなど
スムーズさがないと、神経に異常ありという事です。
男性の場合は、神経は異常がなかったようです。

 

続いては心療眼科アプローチをしていきます。
若倉先生が問診をしていきます。
その時の答え方などを診て、精神的な状態が
目の症状に影響を与えている可能性があるのではないか?と
若倉先生は思うようになっていたのです。

 

そこで昨日あった出来事を聞いてみると、話が飛ぶことが
多かったのです。

 

息子さんにはだらしないと、以前男性は言われましたが
若倉先生は知らないので、その時のエピソードを
話しました、はんこを間違えた棚にしまった時の話です。

 

若倉先生はある病の可能性を疑いました。
そしてさらに問診をし、目がぼやける前に事故は
したことがあるか?と聞きましたが、それはないとのこと。
しかし、つまずいて転んだことはあったようです。
ここで若倉先生はある病を確信しました。
そこで、若倉先生は腰の検査をするよう男性に言いました。

 

診察した結果わかったのが、脳脊髄液減少症という病です。
これは、脳や脊髄の周りを満たす髄液が
腰などから漏れ出し減少する病。

 

その結果、脳が下がり神経が引っ張られ様々な
症状を引き起こす病です。

 

現在では確認されている患者数は5千人ですが
潜在的には10万人はいてるのではないか?と言われている。

 

主な原因として、交通事故や転んで尻もちをつくなどの
外的要因と言われている。
すると、腰周辺にある硬膜に穴が開いてしまい髄液が漏れる
これで発症してしまうと言われています。

 

男性の場合、転倒した時に腰の硬膜に穴が開き
髄液が漏れ出していたと考えられます。

 

この病の厄介な特徴として、髄液の量を
脳のMRIで計測できないのです。
そのため、腰の検査をしないと原因特定が難しいと
されているのです。

 

若倉先生が気づけたのは、この新基軸である
心療眼科のメンタル問診という事でわかったのです。
決め手となったのがはんこを片付けたあの話。

 

最初はうつを疑っていた若倉先生ですが、うつ状態の
場合は片付けられない、物がどこにあるかわからない
という事はあるんですが、男性の場合は
いつもの場所においたつもりになっていたんですが
全く別の場所においてしまっていた。

 

これは脳の物を区別する能力が低下しているために
なおす場所の区別が出来なくなったためと考えられています。
これで、脳脊髄液減少症の可能性を大きくしました。
そこで、腰の検査をしようといったのです。

 

男性はその後、髄液の漏れを塞ぐ治療を行い
今ではすっかり元気になりました。
物ははっきりと見えるようになったようです。

 

要注意の目のぼやけ方とは?

2重に見えるぼやけ、文字なども横に2重にぼやける。
縦や斜めにぼやけるという事もあるようです。
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普通のぼやけは、ぼんやりと見えるような感じ
DSC_0830

 

2重に見えるぼやけというのは、片目でみたときは
正常に見えると言われています。両目でみた
時だけ、2重に見えてしまうと。
これがたびたび起こると以下の病が疑われる。
DSC_0832
詳しく調べてもらいましょう。
以上となります、読んでいただきありがとうございました。

 

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