サイエンスゼロ、炭素14を用いたがん治療はどう使われている?

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2017年3月5日放送のサイエンスゼロ、今回は
炭素14についての特集、なんとがん治療に
役立つと言われています、どのように
使用されるのでしょうか。

 

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炭素14が、がん治療に活用されようとしている

自然界には炭素12、13、14と3種類あります
陽子が6つというのはどの炭素も同じですが
中性子の数に違いがある。

 

今回特集される炭素14は8個、中性子がついている
また非常に不安定な物質で時間とともに
窒素に変わっていく。

 

医療の現場ではどのように使われているのか?
アメリカで試験的に使われているのですが、抗がん剤
等の薬を使ったがんの治療に使われている。

 

どういう事かというと、抗がん剤というのは
投与するまで、患者さんに対してこの抗がん剤が
効くのかどうか、というのはわからない場合が多い。

 

その投与前の段階で、この炭素14を使い
抗がん剤が効くのかどうか、というのを調べる
研究が今始まっているのです。

 

炭素14がどのような研究に使われているのか?

アメリカのカリフォルニア大学デービス校
ここで研究が行われている。

 

まず抗がん剤に含まれている炭素12を14に置き換える
そして、実際の治療で使う量の100分の1
副作用の出ない量の抗がん剤を患者に使用。

 

翌日に血液を採取し、がん細胞のDNAに炭素14が
どれだけ結びついているか、つまり抗がん剤がどれだけ
効いているか
を調べます。

 

この方法を使えば、最短2日で患者とその抗がん剤の
相性がわかるのです。

 

まだ臨床試験の段階ですが、がん患者からは
大きな期待が寄せられています
抗がん剤の副作用がつらいですからね・・・

 

他にも、薬が実際に体の中で作用するのかどうか
体の中の目的の場所に届くかどうかの
目印としても使われています。

 

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