サイエンスミステリー、先天性食道閉鎖症克服の代償

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2018年3月18日放送の
ニチファミ!サイエンスミステリー13
あまり聞いたことのない病の特集を
していましたので記しました。

 

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先天性食道閉鎖症って?

ティアメイちゃん、初めて取材した
2007年の取材当初は8歳でした。

 

彼女が抱えている病は先天性食道閉鎖症
生まれつき胃と食道がつながっていない
そのため胃にチューブをつなぎ
栄養を体内に取り込んでいる。

 

3ヶ月後、胃と食道をつないで
チューブを腸につなぎ直した

 

それによって口から食事を摂る事が
出来るようになり、自然と食を
欲しがるようになるはずだが
ティアメイには
それが起こらなかったのです。

 

一切口から摂ろうとしなかった
小腸へ送る栄養剤だけで
8年間も過ごしていたのです。

 

なぜ食べようとしないのか?
それが全くわからない・・・

 

母親もどうにか自分で食べられる
様にならないかと心配した
そして、取材当時から11年が経ち
ティアメイは食事が出来るように
なっていました。

 

最初は水を飲むことから始めていき
それから固形物を食べる様に
なっていきました。

 

しかし新たな問題もでてきた
ティアメイは空腹感も満腹感もない
おまけに産まれてから口で
食事をしたことがないのであごが弱い

 

どうして空腹感も満腹感も
ないのでしょうか?

 

大阪大学医学部のどき教授の見解では
胃の全摘をした場合、お腹がすいたのも
感じない、満腹も感じない

 

これはグレリンというホルモン
影響している、胃を全摘し
グレリンが分泌されなくなった事で
空腹感もなくなってしまう。

 

通常は胃から分泌されるグレリンは
脳に働きかけて摂食中枢を刺激し
空腹を感じることができる。

 

ティアメイの場合は小さい頃に
チューブを胃から腸へつなぎ直された
なので胃を働かせずに生きてきた
つまり胃の機能は働かせていない
胃がない状態と似ている
のです。

 

そのため胃からグレリンが殆ど
分泌されず、空腹という感覚が
わからず育ってきたのです。

 

食欲を感じない
食べる必要性を感じない

という状態が
ティアメイに起こっている。

 

現在は空腹感の感覚はない中でも
食事をして元気に過ごしている。

 

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