あさイチ、骨ホルモン(オステオカルシン)は今後注目されるかも

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2017年12月13日放送のあさイチ
今回は骨についての特集です
今若い女性の骨密度が非常に弱く
なっているそうです、その原因は?

 

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骨が健康をコントロールしている

最近こんなうわさがある
『骨が丈夫だと、健康で肌の調子
 ダイエットにもいい』

とのこと、それってどういうこと?

 

最新の研究で骨が全身に影響を及ぼして
いることがわかってきたため
上記のようなことがいわれるようになった。

 

例えば中性脂肪、これを骨ホルモンが
分解をしてくれたり
骨の細胞が全身の免疫力と深く
関係していたりするのです。

 

ところが現在、女性の骨に見過ごせない
自体が襲ってきているのです
女性の骨密度は20代をピークに
徐々に減少傾向にあり
閉経を迎えると骨密度がひどく
落ちてしまうのです。

 

そのため骨粗しょう症になるのは
主に高齢者だと言われていた
しかし最近若い時に十分に骨密度が
蓄えられなくて、早い段階で
低下していく事がわかってきている。

 

ある女性の症例です
現在36歳の女性、8年前に背骨を骨折
地面から6冊の本を持ち上げた時に
背骨がぐしゃっと潰れたそうです
圧迫骨折というもの。

 

原因はなんだったのかというと
骨粗しょう症だったのです
骨密度は同年代平均の77%しかなかった

 

女性は起き上がるだけで激痛に襲われて
その後半年間寝たきり状態になった。

 

どうしてこの若さで骨粗しょう症に
なってしまったのか?
女性の場合、出産で骨密度が一時的に
低下してしまうのですが、その後
元に戻っていきます。

 

しかし骨折した女性の場合は
ある栄養素が不足していた
それは、ビタミンDです。

 

実はこのビタミンD不足によって
骨密度が弱い女性が増加傾向にあるのです。

 

厄介なのが、骨折を起こすまで
自覚症状を伴わない。

 

女性の骨折リスクになるのは
・更年期障害
・運動不足
・遺伝
・やせ型
・ダイエット
・ビタミンD
・アルコールの過剰摂取

となっている。

 

ビタミンD不足の女性って一体
どれだけいるのかというと
全世代を通してほとんどが足りてない。

 

食生活、外へあまり出ていかない
という事が不足原因と考えられる
ビタミンDの1日の推奨量は
600IUから800IUと言われてます。

 

ビタミンDの役割なのですが
骨を作るカルシウムの吸収を助ける
カルシウムが骨に吸着する際にも
ビタミンDは必要なのです。

 

近畿大学医学部の伊木雅之先生が
全国1200人の助成対象に
ビタミンDと骨密度の関係を調査
15年にわたる調査の結果
ビタミンDと骨折は密接な関係があった。

 

血中のビタミンDが低いほど
骨折する割合が増加し
最も高いグループと低いグループでは
骨折率は約6倍も違うという事がわかった。

 

どうして若い女性にこのようなリスクが
あるのでしょうか?
先程骨折をした女性、結婚式の時は
肌がとても白かった、これは
日焼け対策を徹底的に行っていたためです。

 

日傘をし、強い日焼け止めを全身に塗り
という生活を長期間続けていた。

 

ビタミンDは太陽の光が肌の脂質の一種と
反応して作られます、女性は結婚後も
日焼け対策の生活を3年も続けていた
その結果紫外線を浴びることなく
外からのビタミンDの合成が
出来なくなっていたのです。

 

女性は現在ビタミンDを補う薬を
毎日欠かさず飲んでいる
そのおかげで骨密度は標準的に回復した。

 

でも紫外線ってあたりすぎると肌に
良くないというのはわかっています
どの位日光を浴びればよいのか?
専門科でも意見が分かれるところだそう。

 

国立環境研究所の中島英彰さん
全国10か所の紫外線の量を詳しく調査
十分なビタミンDを作るのに必要な
日光浴の時間を月ごとに割り出した。

 

例えば8月上旬の日差しの強い時期
関東だと5分程度、沖縄だと4分程度が
ビタミンD合成に必要な
日光浴時間となっています。

 

冬場の場合は、沖縄は30分
関東だと65分、札幌は300分となっている。

 

しかし冬場は日光が出ている時間帯も
余り多くありません、そういう時は
食べ物で補う必要があります
・鮭 1/2切れ
・いわし 1尾
・サンマ 1尾
・きくらげ(乾) 20g

1日当たりこれだけ補いましょう。

 

最新研究で分かった骨のパワー

認知症や糖尿病、肥満防止にも
影響があるかもしれない
という事がわかってきている。

 

北海道大学の佐藤真理先生は
骨はただの骨組みではなくもっと深い
役割を果たしていると考えています。

 

佐藤先生が注目したのは骨細胞
これまでその働きについて
詳しいことがわかっていなかった。

 

そこでマウスに骨細胞だけが
働かないようにする成分を注射し
その後を観察、すると3週間後
歩くのが遅くなり筋力低下
そして極端な栄養失調
免疫力も低下していた、いわば
老化が進行していったのです。

 

マウスはその後、骨細胞を働くように
させてもらうと回復していきました
このことからわかるように
骨細胞は全身の機能に影響する事が
考えられるようになってきた。

 

そして最新の研究では骨から出る物質が
様々な臓器に影響を及ぼしている
という事もわかってきました。

 

例えば脳、骨の新陳代謝がよくなると
脳の記憶力、認知機能
このような所にも影響があるかもしれない
というデータが報告されている。

 

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オステオカルシンは研究途上の注目ホルモン

また、骨から分泌されているホルモン
『オステオカルシン』
がある、これは骨を作る細胞からたくさん
作られるタンパク質、これが血の巡りに
乗ることでホルモンとして作用する。

 

すい臓から出ているインスリンの
作用を高めてくれたり、筋肉を
丈夫にしてくれたり、脂肪肝を
抑制してくれたり
、という役割があると
考えられています。

 

このオステオカルシン、肥満の人にも
効果があると言われていて
オステオカルシンを加えた
マウスの脂肪細胞、時間を進めると
中性脂肪がドンドン分解されていき
20時間で完全に中性脂肪がなくなった
あくまでマウスの実験ですが・・・

 

ではこのオステオカルシンを増やすには
どうしたらいいのか?
現状は取り入れる事によって増やす
という事ではなく、骨を作る細胞から
作られるので、骨を作るように
促していくという事をするのが大切

 

そのためには、日光を浴びたり
骨を強くしてくれる食事をたべたり
運動をする、という事をする
必要があります。

 

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