Tie2が毛細血管の内皮細胞に
存在します、一体どういう役割が
あるのでしょうか?
下手画像を交えて記していきます。
まずTie2がある場所ですがここにあります
毛細血管の内皮細胞と壁細胞の間です
内皮細胞から手が生えている
というイメージを持って下さい。
壁細胞には内皮細胞から伸びた
Tie2という手がつかめるところがあり
しっかりつかまえているから
内皮細胞から壁細胞が離れることなく
そのおかげで毛細血管からの
血液の漏れがないようになっている。
しかし毛細血管が漏れている状況では
Tie2ってどうなっているのか?
まずTie2の手ががっちりと壁細胞を
つかめるのは、アンジオポエチン
(正確にはアンジオポエチン-1)
という物質があるためです。
アンジオポエチンを分泌するのは
壁細胞か毛細血管の内皮細胞か
どちらから分泌されているのかは
議論の分かれるところらしい
内皮細胞から発現している
という人もいれば、壁細胞から
分泌されているという人もいます。
アンジオポエチンはつまり
壁細胞をつかまえたら離さない力を
Tie2に与えてくれている
この様に考えてもいいかもしれません。
このアンジオポエチンがTie2から
減少してしまうと、壁細胞を
つかんでいられなくなってしまい
離してしまうのです、その結果
壁細胞は毛細血管の内皮細胞から
剥がれていく。
画像では毛細血管の内皮細胞と
壁細胞の拡大イメージです。
Tie2が毛細血管の減少や消失を
防ぐために重要な受容体である
ということがなんとなく
わかってきたかと思います。
なのでTie2を活性化させる事で
再び毛細血管の内皮細胞と壁細胞が
がっちりとくっつき合うことが
可能となっています。
そのためにはどうすればいいのかを
次のページに記したいと思います。
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