2016年7月2日放送の土曜プレミアム
知られざる脳の真実という番組の特集をまとめました
音で世界を見る男性、盲目者ですが耳を研ぎ澄まし
マウンテンバイクを運転し、障害物を察知する
能力を持っているというのです、それはどういう能力なのか?
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エコーロケーションとは?
ホアンルイズさん、その目は見えることは
ありませんが、このような能力を
『エコーロケーション』といいます。
歩いていても驚かされたことがあり、木の感覚が
触れてもいないのにわかったり、樹木の太さまで
わかってしまうのです。
エコーロケーションとは、クリック音が対象物に
ぶつかった時の反響音、エコーを聞き分ける能力を指します。
これで対象物の判断をし、大きさなども判断が
できるというのです。
ホアンさんの能力は飛び抜けていて、材質までわかる
またホアンさんはこの技術を目の見えない人に
広めてきました、1000人以上に教えてきています。
そんなエコーロケーションに興味をいだいた
日本の女性がいます、彼女も全盲の人。
ここでは秋山さんといいます。
OLとして働いていますが、輝かし経歴を持っています
ロンドン・パラリンピックの競泳の日本代表。
金メダルに輝いた方です。
エコーロケーションを覚えるトレーニング
秋山さんはエコーロケーションに挑戦しようとしています
最初にホアンさんと同じようにしても
当然わかりません、そこで透明なパネルを使い
トレーニングをすることに。
パネルがある方向、違う材質のものを使ったりして
少しずつトレーニング、生まれつきめの悪い人は
耳の間隔は常人よりも鋭いと言われています。
秋山さんは現在、実家を離れて一人暮らしをされている
それだけでも凄いことです。
次に空間認識のトレーニング
ドアが開いている部屋を見つけます、苦労しましたが
見つけることができました。
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ホアンさんの脳はどのようになっているのか?
ホアンさんの脳を検査してみることに、fMRI検査
というものをやります、予め録音したホアンさんの
エコーロケーションのクリック音を聞いて
脳がどのような反応をするかを調べます。
解析された結果はですが・・・
眼が見える人の脳は聴覚野が反応し活性化する
ホアンさんの脳は目が見えませんが視覚野が活発に
反応をしていたのです。
認知脳科学の専門家の安藤先生は、音によって
世界を見ていると、今ある脳の能力を最大限活用し
情報処理しようとしているとおっしゃっています。
ホアンさんがエコーロケーションに出会ったのは12歳の時
ダニエル・キッシュ氏が教えてくれました。
それから22年ひたすらトレーニングをして、まるで
目が見えているような歩き方ができるようになりました。
秋山さんのトレーニングに戻ります、次は空間イメージ。
窓際においた杖を探す課題です、流石にこれは難しく
なかなかうまくいきません、ホアンさんは全ての
間隔を使うことが大切だとおっしゃっていました。
続きます。
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