今でしょ講座、大藤剛宏先生は肺の中葉移植を世界初で行った方!

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2016年10月4日放送の今でしょ講座、今回は
3時間SPで日本が世界に誇る医師5名が
それぞれの分野の最新医療を講義してくれます。
次は肺のスーパードクター、大藤剛宏先生。

 

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余命数ヶ月の3歳の少年を救った、世界初の手術法とは?

大藤剛宏先生の所属する病院
3歳の少年で肺が破れ、人工呼吸を付けて
命を長らえていました、そのままにしていると
命は常に危険にさらされる・・・
助ける方法は移植しかありませんでした。

 

また日本の移植の現状も非常に厳しいものがあり
日本国内で6歳未満で臓器移植が行われたのは、たったの1例
ほとんど期待が出来ない状況・・・

 

本当に絶望的な状況でした、しかし大藤先生は
ある方法を頭の中で考えていました。
それはなにかというと・・・

 

大人の肺の一部を移植できないか?というもの
人間の肺は5つのブロックで構成されていて
右肺は、上葉、中葉、下葉
左肺は、上葉と下葉

 

一般的には丸ごと肺を移植するか、下葉という
部分を使うのですが、大藤先生が目を向けたのは
中葉という部分を移植するという事を考えていた。
しかし、血管の位置が違い今まで使われたことがない。

 

下葉ではだめな理由というのも、肺のサイズの問題です
3歳の少年の母親の肺を移植しようと考えていたのですが
子供の5倍のサイズの下葉だったので、これでは子供の胸に
はいっていかないのでダメだった。

 

そしてもう一つ問題があり、アメリカの肺移植の
スペシャリストが中葉を使い移植手術に挑戦したが
失敗していました、なので中葉は移植には向いていない
という事が定着してしまったこと。

 

大藤先生は、その文献を読み漁り失敗した理由を
突き止めたのです、本来の肺とサイズが違うため
移動してしまい、その移動した際に動脈にねじれがおき
血流が止まり肺機能が停止してしまう問題があったのです。

 

この問題を大藤先生は、気管支をつなぎ空気を送り
肺の動きを見て、おさまりがいい位置を特定
微調整を重ねて静脈や動脈を
結合し、血管にねじれがおこらないようにし
11時間かけ手術は成功(当然世界初)
現在少年は6歳となり元気に生活をしているそうです

 

大藤先生への質問

・肺治療にはどんな最新医療機器があるのか?
自動縫合機 自動で肺の組織を節d何市縫い合わせる機器
体外臓器リカバリーシステム 
ドナーの肺の中には機能の低下した肺もあったのだが
これを使う事で抗生物質の投与や血液に変わる
特殊薬剤を循環させ肺の機能を回復することができるようになったのです。

 

・肺がんによる死亡数が多い理由
他の臓器よりがんが転移しやすい
全身のがん細胞が集まりやすい

という事もあり、肺がんでの死亡者数が多いのです。

 

・肺がんに効く薬はきかないのか?
昨年12月に飲むだけで肺がんの治療が出来る薬が
発表されましたが、大藤先生の見解では
効く薬というのは副作用も強い、そして作用も
継続しないことがある
とおっしゃっていました。

 

・肺は一つでも生きられるのか?
普通の呼吸機能があれば生きていけるそうです
しかし右肺を全摘出してしまうと、呼吸不全に
なる可能性があるとのこと。

 

しかし大藤先生は、例えば肺がんに侵された肺を
摘出し、がん細胞に侵されていない肺の一部分を
再び体に戻すという手術をしているそうです。

 

・肺がんよりも怖い病気はあるの?
特発性肺線維症という病があるのですが、これは
5年以内に死亡する率が高く、治療も出来ない
助かるには移植するしかありません
なにもしなければ2年生存率は0%とも言われている、原因は不明。

 

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