ガッテン、排便困難型便秘は恥骨直腸筋が原因の場合がある?

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2018年3月14日放送のガッテン
今回は便意はあるのに便秘という
摩訶不思議な特集です
悩んでいる人は多いですよね

 

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2017年に専門家が発表した便秘対策とは?

慢性便秘症のガイドライン
というものが昨年発売されたそうです。

 

便秘対策として
・食物繊維の摂取
・腸内環境を整える
・薬
・体操、運動
・マッサージ

等がありますが、他にもある対策が
あるというのです。

 

体験した人がいます
78歳の男性、4年ほど前から
不思議な症状の便秘を
抱えるようになった、便意はあるが
便が出ていかないという症状。

 

最高で1時間もいきんだそうです
ところが、あるリハビリを行ったら
症状が改善していったのです。

 

続いて70代女性、7年前に便秘で
悩んでいた、同じように便意はあるが
便が出ていかないという症状。

 

当時は便秘薬に頼っていたが
改善はしなかったそうです
しかしあるリハビリをしたら改善した。

 

何をして改善したのか?

『数を数える』
一体どういう事なのか?

 

78歳の男性は数を5つ数えていた
1・2・3・4・5と何度も何度も

 

排便のメカニズムですが、便は大腸から
段々と直腸へ移動してきて
便が溜まったよ、って直腸から
脳へ指令を送り、そして脳からは
そしたら便を出してという指令を出し
肛門から便が排出される

直腸は15㎝ほどあります

 

今まで考えられてきたのは
便秘をすると、便が直腸まで
到達していないため
と言われていたのですが
実はそうではなかった。

 

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新たなタイプの便秘を引き起こす犯人って?

大腸肛門病センター高野病院
松本徹也さんは、小麦粉とバリウムを
混ぜた疑似便を肛門から注入し
X線で排出している様子を撮影。

 

すると便意があるのに便が出ない
という場合の人は、直腸をあるものが
縛るという状態になっていた。

 

そのあるものというのは筋肉
これで縛ってしまう事で
直腸に便が溜まりいきんでも
出ないという状態になってしまう。

 

この縛っている筋肉の正体は
『恥骨直腸筋』
と呼ばれる筋肉です。

 

本来の役割は
便意を感じてもすぐに漏れないように
直腸を締める役割がある筋肉です。

 

便を出す時は、恥骨直腸筋が緩み
肛門を開いて排出される。

 

この恥骨直腸筋のコントロールが
上手くいかない人が
先程の便意はあるが便が出ない
という便秘の方。

 

排便困難型の便秘を改善していくコツ

高野正太先生の話では
このタイプの便秘の人を
『排便困難型の便秘』
と呼んでいるそうです。

 

数を数えながら克服をした
という話に戻りますが、この間に
何をしていたのか?

 

緩めるための前段階としてお尻を
ぎゅっと締めるという事をしていた
5秒間数える間に。

 

すると恥骨直腸筋が疲れてくる
その結果、緩んで更に5秒間数える
意識して緩めて。

 

肛門をぎゅっと締めたり緩めたりして
恥骨直腸筋を緩ませる感覚を掴んでいく
次に便が出しやすくなる姿勢を解説。

 

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便が出しやすくなる姿勢

洋式の便座に座り、前傾姿勢を取る
これが排便しやすい姿勢なのです。

 

高野先生はアメリカへ、排便と姿勢の
関係について勉強をするため行き
排便困難型の人22人に
前傾姿勢を取らせいきみ方を指導
すると便を出すことに
22人中11人が成功。

 

前傾姿勢にする事で
・恥骨直腸筋が緩みやすくなる
・直腸がまっすぐになり排便しやすくなる

ということがわかったのです。

 

番組では放送されていませんが、和式の
トイレの姿勢というのは直腸がまっすぐに
なってとても排便しやすい姿勢なのです
排便の理に適っている

 

ひじが太ももにつくくらいの前傾姿勢で良い
このトレーニングをして全員が
改善するということではないが
やってみた人が、前よりいいと
話していたのは6割から7割も
いるそうです。

 

数を数える、というものは
1日10回から20回のリハビリを1ヶ月間
続けてみて改善できるかを判断する。

 

排便困難型便秘の専門治療について

上記の方法というのは、高野先生の
病院で指導している自宅で行う
リハビリなのですが、それ以外にも
専門の病院で行う
『バイオフィードバック療法』
というものがある。

 

アメリカで開発されたのですが
使用するのは圧力測定器
これを患者の肛門へ入れて
上の部分では便を出そうとする
直腸内の圧力、下の部分では
便を止め右ようとする肛門付近の圧力
を調べていきます。

 

排便困難型の人は、直腸の圧力や
肛門付近の圧力が強いために
便が出ていかない。

 

バイオフィードバック療法というのは
肛門や直腸の圧力を目で確認しながら
肛門を緩める感覚を覚える治療なんです。

 

ジョージア医科大で
行われたこの治療法で
排便困難型便秘の8割が改善した
という報告があります。

 

日本では保険適用ではありませんが
一部の病院で受ける事ができるそうです

 

バイオフィードバック療法を実施
している病院はこちらです
私が調べました
バイオフィードバック療法実施施設

ガッテン/biofeedback-therapy/

 

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回数減少型の便秘の最新治療薬

ある介護施設でほぼ全員便秘の
症状で苦しんでいる、そこで
新しい薬が登場し便秘が改善
されているそうです。

 

高野先生の話では
従来は刺激性の便秘薬が大半だった
大腸を刺激する事でぜん動運動を
促し便を排出するのですが
新しいタイプは、小腸の水分泌を促し
便を柔らかくすることで
排出しやすくなる

 

主な便秘薬の種類はこちら

 

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