2017年1月25日放送のガッテン、今回は
肺炎にならないぞ!SP
高齢者の死因でベスト3に入る恐ろしい病です
どうしたら肺炎は防げるのでしょうか。
目次
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肺炎の原因って何だろう?
現在肺炎球菌ワクチン接種が50%~100%の割引を
しているようです、65歳から5歳刻みで
接種することができます、肺炎が気になる方は
いきましょう、しかし2019年3月31日で終了となります。
肺炎の元は何かというと、肺炎球菌です
他にもありますが、肺炎を起こしたらまずこの
肺炎球菌が原因という場合が多い。
特徴は肺炎球菌の周りに膜がある、肺炎球菌以外の
細菌は好中球という免疫細胞が倒してくれるのですが
肺炎球菌の場合、この膜のおかげで敵とみなされない
好中球は素通りです。
肺炎球菌はどこから襲ってくるのか?
重い肺炎を患った40歳の主婦に話を伺うと
熱が出手呼吸が苦しい、脈も速くなってなんだか
症状はよくならない、という事で病院へ行きまして
回復はしたそうですが、どこで肺炎に感染したのか
いまいちわかっていなかった。
女性が考えたのは排水溝の辺りで感染したのではと推測
その他にも、掃除機やエアコンのフィルター、お風呂場など
くまなく綿棒でかきとり研究所へ持っていきました。
するとすべての場所から肺炎球菌は出てこなかった
そこで人員を増員させて、満員のバスの中など
合計30か所から細菌を採取してきた。
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肺炎球菌の居場所は今1か所だけ!
太古の昔には肺炎球菌は空気中に存在していたそうです
しかし寒暖の影響で死滅してしまうのではないかと考え
気温が一定の場所へ移動していった、そこは人の鼻の奥です。
咽頭と呼ばれる部分に肺炎球菌は生息しています
肺炎球菌の保菌者は10人に1人ほど
なので感染は人から人への飛沫感染がメイン
しかし通常、風邪も何もない状態でしたら悪さをしない。
風邪やインフルエンザを引いた時に、はじめて肺炎球菌は
目を覚まし、それが肺へ落ちていき炎症を起こしてしまう
なぜ肺炎球菌ワクチンを割引までして推奨する理由?
ポイントは脾臓にあります、宮森君がなぜか
空手道場で取材へ。
脾臓と空手に何の関係があるのか?
脾臓うちという訓練をしていました、脾臓は急所だそうで
どこにあるのかというと、背中の広背筋の辺りにあります
左側だけしかありません、肝臓の反対側ですね
大きさは腎臓と同じくらいのこぶし大です。
次に脾臓と肺炎の関係です
鼻の奥と肺ってつながっています、そして肺炎球菌が
落ちていくと肺の中で増殖していく、そこで脾臓の出番
脾臓にはマージナルゾーンB細胞がいて、触って肺炎球菌が
敵と判断しマージナルゾーンB細胞に抗体をつける
そしたら肺炎球菌に抗体がついているので、好中球が
死滅させてくれるのです、なので簡単に肺炎にはならない。
しかし脾臓って小さくなるのです、原因は加齢
2度と大きくなることはない。
という事はマージナルゾーンB細胞の数も減少していく
すると肺炎球菌に抗体をつけられなくなっていく
そしたら加齢での免疫力低下も手伝い肺炎を患いやすくなる。
では肺炎球菌ワクチンはどういう事をしてくれるのか?
脾臓が小さくなり減少した抗体の数を足してくれる
という事をしてくれるのです、肺炎球菌ワクチンは。
なので必死に呼びかけているのです、キャンペーンをしてまで
やるという事はそれほど肺炎は恐ろしい病なのです
5年刻みに該当する年齢の方たちは受けた方がいいですよね。
脾臓の大きさというのは40代を超えてから段々と
小さくなっていきます。
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赤ちゃんが頑張ると肺炎が無くなる!?
世界中で肺炎撲滅計画というものが実行中
日本でももちろん行われていて、主役は赤ちゃん
1本の注射を打ちました、それは肺炎球菌ワクチンの注射。
4年前から定期接種となっているようです
大人用のワクチンの後に出てきた新しいワクチン
これは鼻の奥にすら肺炎球菌が住めないワクチンなのです
なので将来的に肺炎球菌は
絶滅する可能性もあると考えられている。
先進国のアメリカでは肺炎球菌によって重症感染は
76%も減少しているのです。
しかし対応する肺炎球菌の数が少ない、元々あるワクチンは
23種類、しかし子供が接種していたワクチンは13種類だけ。
肺炎球菌ワクチン両方をうってもいいが
1年は間隔をあけないといけません。
最後に寝ながらできる肺炎の予防、高齢者に多い誤嚥性肺炎
唾液が詰まってしまったら命に関わります、なので
枕の辺りを高くして寝る事で、肺へ唾液が入っていかなくなる
むせが気になる人はやってみましょう。
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