夢の扉、スマートポリマーでがん治療!?小型人工透析器も夢じゃない!

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2016年3月13日放送の夢の扉、今回は魔法の素材
スマートポリマーについて。
現在医療に応用されようとしていて、実験や研究を
繰り返し行っています。
ではこのスマートポリマー、どのようなことが
出来るのでしょうか?

 

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魔法の新素材の正体は?

つくば市にある物質・材料研究機構。
荏原充宏さんが研究をしています、無茶だと思っても
まずはスケッチして、そこから研究をしていきます。

 

熱に反応してそのビニールは縮む素材を開発。
これが医療に役立つ。

 

手術の際、縫いづらい箇所にこの素材を通せば
外からの熱で結ぶ事が出来る。
この素材は、スマートポリマーと言われています。
プラスティック素材で様々な機能があり

・熱を加えると縮む
・縮んでいるものを広げる
・磁力をあてる熱を上げる
・バラバラに切っても元の姿に戻る
・決められた時間になると体内で分解
・狙った物質を吸着させることが出来る

スマートポリマーはこのような事が出来ます。

 

大学病院の先生と実用化に向けて研究をしています。
荏原さんが新たに開発したのは、磁力をあてると形が変わるシート。
例えばシートをたたみ、カテーテルで血管に通して
心臓まで伸ばし、そこで心臓に穴が開いていたら
そこで磁力を加えれば一気にたたみ穴をふさぐことが出来る。
実現すれば外科手術の必要はない。

 

神経をつなぎ合わせる手術でも使える。
縫合した神経の上に、スマートポリマーで保護することで
再生を早めます。

 

手術時間を大幅に減らすことが出来るし、傷が治ると
自然と消えてしまうというもの。

 

更に新たなスマートポリマーを研究、そのシートには
抗がん剤と熱を発する成分を分子レベルで入れている。
そこにがん細胞に貼り付けて、熱をあてると
抗がん剤を放出するというスマートポリマー。
夢のような治療ですね。

 

実験で使うのは人の体から取り出したがん細胞。
そこへシートを入れて、熱をあてます。
43度で熱をあてます、43度でがん細胞は死滅するためです。
抗がん剤もスマートポリマーに入っていますので
結果はどうなるのでしょうか?

 

15分あてた結果、30%死滅させることに成功。
24時間後には70%が死滅、4日後には90%が死滅

 

もしも将来、貼るがん治療が確立されれば
街のお医者さんでも、がんの患部にスマートポリマーを
貼りつけ、そこへ熱をあてるだけでがん治療が
行えるという事も。

 

人工透析を小型化し、どんな時でもできるようになるのか?

スマートポリマーで新たな医療器具の開発を考えています。
腕時計型人工透析装置、全国で透析を受けている人は
30万人もいます、人工透析というのは、簡単にいえば
血液の中にある毒素を、透析の機械で毒素を取り出して
浄化した血液を戻していくというものです。

 

荏原さんは、いつでもどこでも人工透析を出来るように
するためで、これを作るきっかけは東日本大震災です。
インフラのない所で、活躍するのではないかと。

 

現在は小型の透析装置が開発されています。
乾電池で動き水を使用しない想定で作られていて
スマートポリマーには
毒素の一つであるクレアチニンというものをしっかりと
キャッチするようにさせてあります

 

動物実験ではうまくクレアチニンをキャッチ
することが出来ていまして、次の段階、人の血液での
実験をすることに。

 

果たしてスマートポリマーは、クレアチニンの毒素を
どれだけ吸着することが出来るのか?
結果は6時間の循環で除去することに成功しました
これは凄いことじゃないでしょうか。
人工透析の新たな可能性が出てきます。

 

腕時計型の人工透析の試作機が完成しています。
恐らく今後はまた形が変わっていくことでしょう。
スマートポリマー 試作機
課題もあります、クレアチニンだけが毒素ではないので
その他の毒素も吸着できるようにしないといけません。
まだまだ研究をしないといけないことだらけですね。
以上となります。

 

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