糖質=脳のエネルギーという定説に変化?ケトン体に注目が集まる

脳の栄養=糖質だけ!は間違い!
我々は脳にエネルギーが無いと当然頭を一生懸命
働かせることができません、そのためには
糖質を摂って脳にエネルギーを与えよう!
ということが当たり前のように言われてきました。

 

しかし、ここ近年はこの当たり前とされた糖質は脳の
エネルギーだ、っていうのが少し変わってきている。

 

どういうことかというと、糖質だけが脳の
エネルギーではないんです。
その他にも現在医学でも注目されている
脳のエネルギー物質がある!それが・・・
「ケトン体」

 

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そのケトン体、どうやって体内で作られてるの?

ケトン体の材料って、もともと体の中に備わっています
何かというと、中性脂肪なんですよ。

 

あの体に溜まってほしくない中性脂肪です、まさか
こいつが思わぬところで役に立つなんて
思わなかったでしょう。

 

この中性脂肪が、糖質を食べることから
減らした状態になると、貯めておいた中性脂肪が
分解を始める。

 

中性脂肪を分解してくれるホルモンがじわじわ分泌され
中性脂肪は分解されていく。
分解された中性脂肪は、グリセロールと脂肪酸に分かれる
この分解された一部の脂肪酸が肝臓でケトン体となる

 

本来脳は糖質だけしか栄養として受け付けないが
このケトン体は、糖質のように脳のエネルギーとして
認められているので受け付けてくれる。

 

グリセロール+アミノ酸(たんぱく質)で糖質を作る!?

ケトン体ばかりに注目がいってしまいそうですが
糖質だって生み出すことはできるのです!

 

中性脂肪が分解された時、脂肪酸の他にもう一つ
ありましたよね、グリセロールです。

 

このグリセロールは、体内にあるアミノ酸(たんぱく質)と
共に糖質の材料となり、肝臓で変換されるのです!
これだけでも驚きですよね、まさか中性脂肪がバラバラに
なってたんぱく質と肝臓へ行くと糖質になるなんてね。
これを糖新生といいます。

 

これで糖質制限をしても、脳へのエネルギー問題は
解消されたのではないでしょうか。

 

もちろん糖質を全く摂らない、というのは
ちょっと乱暴な考えです、必要な栄養素には
変わりないですからね、脳以外にも糖質は使われます。

 

糖質制限ダイエット、大いに行ってください。
しかし絶対に守ってほしいことがある!
それは、減らした糖質は必ず別の栄養素で補うこと

 

どういうことかというと、減らした糖質のぶんを
食物繊維、もしくは肉や魚のたんぱく質で
補ってほしいのです、そうしない場合の話をすると

 

糖質をカットすると、筋肉や脂肪から糖質の材料を
調達して肝臓で糖質を生み出す。
そしたら筋肉からアミノ酸(たんぱく質)を
持ちだされたということなので、筋肉内のアミノ酸が
減ってしまっている、こうなってしまうと
今度はたんぱく質が不足しがちになるのです。

 

その対策として摂取してほしい
肉や魚は、口に入れて胃を通り小腸に到達すると
タンパク質となり、肝臓でアミノ酸に変換される
そして筋肉などに到達したら、再びタンパク質となり
筋肉の栄養となる。

 

そしたらたんぱく質の補充ができますよね?
なので必ず、肉や魚は食べてもらいたいのです。
糖質を減らした分ね、摂り過ぎはいけませんよ。

 

ケトン体で気をつけてほしいところがあります
ケトン体には、アセト酢酸とβヒドロキシ酪酸という
物質があり、酸ってついていますよね?
実はこれ酸性なのです。

 

長期間ケトン体を分泌させ続ける状態になると
身体が酸性に傾く可能性があるので、この辺りは
気をつけないといけません。

 

後に新しい情報や、間違いなどがあった場合
この記事は修正していく予定です。
現在自分が調べてわかったことだけを記しています

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